事件の概要
- 鮮魚の卸売りなどを行う会社が、フグの有毒部位である「ヒレ」を除去しないまま毒を処理したフグとして出荷
- 2店のスーパー卸し、店頭ではパックに小分けされ、ほぼ売り切れ
- 消費者から「(有毒部位の)ひれがついた状態で売られている」と連絡があり判明
- 自主回収
- 種類はゴマフグ
コメント(課題・問題点・防止策等)
- フグには有毒部位があり、有資格者によって処理されます。
- 担当者に思い違いがあったのかもしれませんが、フグ毒は命にかかわるリスクがあるので、再認識してほしいです
- フグに関連する事故については、小あじのパックにフグが混入する事例が結構報道されています。
消費者庁リコール情報サイト 岡山水販「ムキフグ(ゴマフグ)」 - 返金/回収 2022-02-17
岡山水販「ムキフグ(ゴマフグ)」 - 返金/回収
処理不足により毒がある部位(ヒレ)が残っていて体に害を及ぼす可能性があるため商品名 ムキフグ(ゴマフグ)
連絡先
岡山水販株式会社 問い合わせ先:086-265-3741 受付時間:AM2:00~AM10:00対応方法
【回収方法】 料金着払いにて以下の住所まで郵送岡山水販株式会社 〒702-8052 岡山市南区市場1-1
【回収後の対応】 返金対応
対応開始日 2022年02月15日
対象の特定情報
対象商品:ムキフグ(ゴマフグ)販売状況:株式会社水島魚市場 11㎏(2/10、2/12納品)
株式会社グランドマート 津高店 11.45㎏(2/10、2/12納品)参照情報 【厚生労働省】食品衛生申請等システム参照情報
備考
回収の理由: 食品衛生法違反処理不足により毒がある部位(ヒレ)が残っていて体に害を及ぼす可能性があるため
しびれ、呼吸困難、嘔吐、腹痛等の症状が出る場合があります。
店舗での販売は消費期限等の関係により現時点ないと思いますが、冷凍庫等で保管されている場合も自主回収にご協力下さい。
管理番号:00000028994
https://www.recall.caa.go.jp/result/detail.php?rcl=00000028994
ニュース記事の紹介
※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。
【KSB瀬戸内海放送】フグの毒を処理しないまま「毒処理した」として販売か 岡山市の鮮魚卸売会社 2022/02/16
- 【YouTube】https://youtu.be/PlHuuVZVyzs
フグの毒を処理しないまま「毒処理した」として販売か 岡山市の鮮魚卸売会社
2022/2/16 19:05岡山市で鮮魚の卸売りなどを行う会社が、フグの毒を処理しないまま毒を処理したフグとして出荷していた疑いがあることが分かりました。今のところ健康被害は報告されていないということです。
岡山市などによりますと、鮮魚の卸売りなどを行う「岡山水販」が、フグの毒を処理しないまま毒を処理したフグとして県内の複数のスーパーなどに卸していたとみられるということです。
このフグは県内のスーパーで遅くとも2月7日の週以降に販売されたとみられていますが、岡山市によると健康被害の報告は今のところないということです。
岡山市はどれぐらいの量がいつから流通したのかや流通経路などを詳しく調べ、近く発表する見通しです。
https://news.ksb.co.jp/article/14550450
【山陽新聞】販売したフグに有毒部位か 岡山水販が自主回収 2022年02月16日
販売したフグに有毒部位か 岡山水販が自主回収
岡山市は16日、岡山水販(同市南区市場)が販売したフグに毒がある部位が残っている可能性があるとして、同社が自主回収を始めたと発表した。処理不足が原因。現時点で健康被害の報告はないという。市によると、同社は10、12日にスーパーのグランドマート津高店(岡山市北区津高)などに計22・45キロを販売。ニシナフードバスケットの西大寺店(同市東区広谷)と中畝店(倉敷市中畝)にも納品された。店頭ではパックに小分けされ、ほぼ売り切れたという。
消費者から「(有毒部位の)ひれがついた状態で売られている」と連絡があり、判明した。連絡先は岡山水販(086―265―3741、午前2時~10時)。
(2022年02月16日 21時13分 更新)
https://www.sanyonews.jp/article/1229908
【NHK岡山 NEWS WEB】毒があるフグを販売「絶対に食べないで」02月16日
毒があるフグを販売「絶対に食べないで」
02月16日 21時08分岡山市のスーパーなどで毒があるフグの部位が販売されていたことがわかり、保健所は購入した人は絶対に食べずに自主回収を届け出た加工会社に連絡するよう呼びかけています。
岡山市保健所によりますと、鮮魚の加工や販売を行う「岡山水販」が毒があるフグの部位を販売し、岡山市と倉敷市の3つのスーパーに納品されたということです。
スーパーの買い物客から「ヒレが残ったフグが販売されているが大丈夫なのか」といった連絡が15日、保健所にあり、調べたところ、あわせておよそ22キロが販売されていたということです。
フグのヒレを食べるとしびれなどの症状が出るほか、場合によっては、呼吸が止まって死亡するおそれもあります。
これまでのところ健康被害は確認されていないということですが、岡山市保健所は、購入した人は、絶対に食べないよう注意を呼びかけるとともに自主回収を届け出た「岡山水販」に連絡するよう呼びかけています。
投稿者プロフィール
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◆神戸大学農学部畜産学科(昭和61年4月入学)・神戸大学大学院農学研究科(平成4年3月修了)
◆神戸市役所(平成4年4月入庁、平成26年3月退職)
「平成4~13年 保健所等での衛生監視業務(食品衛生・環境衛生・感染症対策)」
「平成14~24年 消費生活センター 技術職員(商品テスト・相談対応支援・事業者指導)」
◆一般社団法人はりまコーチング協会(平成26年4月設立、代表理事就任)
◆食品分野のダブルの専門家としてサポートします
元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生
元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務
◆食品関連企業・商工会・給食施設等で研修実績あり(口コミ紹介が多い)