• 特に野菜や肉といった生鮮食品には異物が混入している可能性を常に意識するという反面教師になる事例です

事件の概要

  • スーパー販売された鶏の砂肝に、約2センチの金属片のような物とナイロン製の糸とみられる物が複数混入していた。
  • 鶏肉の砂肝を計7パック購入した女性が肉を水洗いした際、1パックに約2センチの金属片のような物、2パックにナイロン製の糸のような物を発見した。
  • 話を聞いた女性の知人が確認のため名護市の複数の店舗で同じ商品を9パック購入すると、全部に黒い糸のような物が混入していた。
  • フードセンターでパック詰めして各店舗に出荷しているが、出荷までの工程は手作業で行い、機械を使わないためセンター内で混入した可能性は低いとのこと。また、1パックごとに金属探知機を使用して安全性を確保しているとのこと。
  • フードセンターから169パックが県内全60店舗に出荷され、そのうち112パックを販売。商品の回収と返金を開始。

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • 原材料への異物混入は、生鮮食品なら、全くないと言い切れないので、使用する場合にも「検品」という重要プロセスがあります。その検品で発見することが検品の役割です。
  • 洗って下処理するという調理過程で発見できるのなら、フードセンターでのパッキング時にも発見できる可能性が高いということになります。そこで発見できれば、各店舗への出荷前に気付くことができるます。しかも、複数のパックに入っていたとなれば。さらに、店舗で陳列するときに店員が気づけたかも。
  • 169パックのも数量をフードセンターでパッキングしているので、これだけ複数の異物混入があれば、気づいてもおかしくないのですが、気になります。
  • また、金属探知機を使用しているとのことですが、パック済みのものを検査しているなら、微小過ぎて反応しなかったのかどうか、日常点検を含め、確認が必要。※HACCPで考えるなら、正しく反応するかテストしてから実物を検査します。
  • 原材料への異物混入はスーパーとは直接関係ないと思いますが、消費者に販売したのはスーパーになりますし、小分け加工してパッキングしているであれば、相応の責任はあると思います。
  • 今のところ原因は調査中ですが、特に野菜や肉といった生鮮食品には異物が混入している可能性を常に意識するという反面教師になる事例ですね。

ニュース記事の紹介

※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。

【QAB 琉球朝日放送】スーパーで販売していた「鳥の砂肝」に異物が混入 2022年9月7日

スーパーで販売していた「鳥の砂肝」に異物が混入
琉球朝日放送 報道制作局 2022年9月7日
那覇市内のスーパーで販売していた鳥の砂肝に、金属片のようなものが混入していたことが分かり、スーパーの運営会社では回収を行っています。

長さ1センチ以上はあるであろう針金のような金属片や、ナイロン製とみられる糸。これは2022年9月4日、那覇市にあるスーパー「タウンプラザかねひでにしのまち市場」で販売された「ちゅらとり砂肝」に混入していたものです。

購入した女性によりますと2022年9月4日、砂肝7パックを店舗で買い、調理しようと水洗いしていたところ指に金属片が刺さったことから気がついたということです。購入した女性「子どもが口にしていたかもしれませんけど、たまたま食べなかったからよかったですけど」女性はすぐ、購入した店舗に伝えたところ、従業員が自宅にきて返金対応だけで終わったため、女性が知人に相談。知人が確認のために、名護市内のかねひで3店舗で同じ商品を9パック購入したところ、全てに黒い糸のようなものが混入していたということです。

この件を受けて、スーパーの運営元の金秀商事は2022年9月7日に「この度は、お客様にご不安とご迷惑をおかけして申し訳ございません」とコメントを出しました。また、QABの取材に対して「現在、事実を調査しながら、砂肝の回収作業を行っている」として、2022年9月4日から6日に購入した人に対しては、返金対応を行っていて、商品の現物かレシートを店舗に持ってきてほしいと呼びかけています。

https://www.qab.co.jp/news/20220907155139.html

【琉球新報】かねひで販売の砂肝に金属片が混入 購入者、保健所に報告 2022年9月8日

かねひで販売の砂肝に金属片が混入 購入者、保健所に報告
2022年9月8日 10:01

異物混入 金秀商事 タウンプラザかねひで 那覇市保健所

 那覇市のスーパー「タウンプラザかねひで にしのまち市場」が販売した商品「ちゅらとり砂肝」に、長さ1.5センチ程度の細長い金属片が混入していたことが6日、分かった。購入者の女性(50)が琉球新報などの取材に答えた。金属片は那覇市保健所が回収した。スーパーを運営する金秀商事は、保健所が回収した金属片を確認した後、調査するという。

 女性は4日に商品を購入した。調理前に洗っていると手に痛みを感じたため、砂肝を確認すると金属片が刺さっていたという。金属片のほかにも、たわしの毛のような繊維状の異物も見つかった。

 いったんは店舗側が商品を回収して返金したものの、女性が「保健所に連絡するのか」などと追及すると、あいまいな答えが返ってきたという。女性は店舗側の対応に納得できず、再び代金を払って商品を取り戻し、保健所に連絡した。

 女性から事情を聞いた友人が6日、名護市内の別店舗で同じ商品を購入して確認すると、同様の繊維状の異物が複数のパックで見つかった。

 金秀商事は本紙の取材に対し「全商品を金属探知機で調べているので、金属片が混入する可能性は低い。(保健所が回収した)現物を確認したい」と回答した。繊維状の異物は、会社として確認していないという。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1579855.html

【沖縄タイムス】「子どもが口にしていたら…」那覇のスーパーかねひで、食品に金属片混入 糸のような物も 2022年9月7日

「子どもが口にしていたら…」那覇のスーパーかねひで、食品に金属片混入 糸のような物も
2022年9月7日 08:43
 那覇市のスーパー「タウンプラザかねひでにしのまち市場」で販売された鶏の砂肝に、約2センチの金属片のような物とナイロン製の糸とみられる物が複数混入していたことが6日分かった。購入した那覇市の50代女性は同日、那覇市保健所に商品と混入物を提出した。スーパーを運営する金秀商事は6日以降、保健所から商品が届き次第、調査する方針。

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長さ約2センチの金属片のような物と、ナイロン製の糸のような物(円内)が混入していた鶏肉(提供)

 女性は4日、同店で鶏肉の砂肝を計7パック購入。5日朝に肉を水洗いした際、1パックに約2センチの金属片のような物、2パックにナイロン製の糸のような物を発見した。女性は「金属片を子どもが口にしていたら、けがをしていたかもしれない」と話した。

 また、話を聞いた女性の知人が6日、確認のため名護市の複数のかねひでで同じ商品を9パック購入すると、全部に黒い糸のような物が混入していたという。

 金秀商事によると5日、女性から「商品に金属片の混入があった」との通報を受け、事態を把握した。商品は西原町の「かねひでフードセンター」でパック詰めして各店舗に出荷している。出荷までの工程は手作業で行い、機械を使わないためセンター内で混入した可能性は低いとみている。

 担当者は「1パックごとに金属探知機を使用して安全性を確保している。混入物が届いたら調査し、対策を考えたい」と話した。

https://www.ohk.co.jp/data/26-20220906-00000024/pages/

【沖縄タイムス】沖縄タイムス+プラス 沖縄タイムス+プラス ニュース 社会・くらし かねひでの食品に金属片のような物… 異物の調査を開始 沖縄県外機関で分析へ 2022年9月8日


沖縄タイムス+プラス 沖縄タイムス+プラス ニュース 社会・くらし かねひでの食品に金属片のような物… 異物の調査を開始 沖縄県外機関で分析へ

沖縄タイムス+プラス ニュース
かねひでの食品に金属片のような物… 異物の調査を開始 沖縄県外機関で分析へ
2022年9月8日 09:06

 那覇市のスーパー「タウンプラザかねひでにしのまち市場」で4日に販売した鶏の砂肝から、約2センチの金属片のような物とナイロン製の糸のような物が見つかったと同社に通報があった件で7日、スーパーを運営する金秀商事は調査を始めた。同日、那覇市保健所から同社に提出された金属片のような物を、8日にも県外の検査機関に送って成分を分析する。結果は約2週間後に出る予定。
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長さ約2センチの金属片のような物と、ナイロン製の糸のような物(円内)が混入していた鶏肉(提供)

 同社によると商品は4日、西原町のかねひでフードセンターから169パックが県内全60店舗に出荷され、そのうち112パックを販売した。同社は5日、購入した女性から通報を受けて事態を把握。6日には店頭にあった在庫を撤去し、販売を停止している。

 7日からは商品の回収と返金を開始。4~6日に同じ商品を購入した人に対し、商品かレシートを購入店舗まで持参するよう各店舗やホームページ上で呼びかけている。同日午後5時現在、返品を求めた人はいないという。

 同社の担当者は「現物を見る限り、当社との関連性は低いと考えているが、分析結果が分かり次第、お知らせしたい」と話した。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1020700

【沖縄タイムス】スーパー「かねひで」の砂肝に異物 新たに16パック確認
2022年9月10日

スーパー「かねひで」の砂肝に異物 新たに16パック確認
2022年9月10日 15:18
 那覇市のスーパー「タウンプラザかねひでにしのまち市場」で4日に販売した鶏の砂肝から、約2センチの金属片のような物とナイロン製の糸のような物が見つかった件で、スーパーを運営する金秀商事は9日、全店の売り場から回収した16パックに、木片のような物と黒いナイロン製の糸のような物が混入していたのを確認したと発表した。

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長さ約2センチの金属片のような物と、ナイロン製の糸のような物(円内)が混入していた鶏肉(提供)

 同社によると、4~6日にかけて同商品331パックを販売。6日に全店の売り場から未開封の67パックを撤去し、そのうち16パックに異物が混入しているのを確認した。

 同社は7、8の両日、仕入れ先の加工肉業者を調査し、混入物と類似している物を見つけた。既に県外の検査機関に送った金属片のような物に加え、今回確認した木片のような物と黒いナイロン製のような物も送り、成分を分析する。

 現在、同商品の販売を停止。9日までに返金の申し出が2件あったという。同社は「常に安全安心の食材を届ける者の責務として大きな反省をしている。今後、このようなことがないよう再発防止に努める」とコメント。担当者は「分析結果が分かり次第、報告したい」と話した。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1021968

投稿者プロフィール

赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
◆神戸大学農学部畜産学科(昭和61年4月入学)・神戸大学大学院農学研究科(平成4年3月修了)
◆神戸市役所(平成4年4月入庁、平成26年3月退職)
「平成4~13年 保健所等での衛生監視業務(食品衛生・環境衛生・感染症対策)」
「平成14~24年 消費生活センター 技術職員(商品テスト・相談対応支援・事業者指導)」
◆一般社団法人はりまコーチング協会(平成26年4月設立、代表理事就任)
◆食品分野のダブルの専門家としてサポートします
元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生
元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務
◆食品関連企業・商工会・給食施設等で研修実績あり(口コミ紹介が多い)
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