• 調理場内での異物混入ではなく教室で具材を取り分けるトングの針金が外れるという想定外の異物混入で知っておきたい事例

事件の概要

  • 小学校の給食のビビンバ丼の1つに、長さ3センチ直径1.5ミリの針金が混入
  • 針金が入った丼を配膳された児童は、口に入れる前に気づいたためけがはなかった
  • 児童からの報告を受け学校は全児童へのビビンバ丼の提供を中止した
  • この針金は、給食当番の児童が教室で配膳する際に使用したトングのバネが折れて混入したとのこと
  • 配膳で使われたトングは10年前に購入したもので、サビなどの劣化はなかった
  • 給食は自校で調理しており、トングは使用前に職員が動作確認をしていた
  • 市は、市内24の小中学校と2か所の給食センターに配膳で使う器具の安全確認を徹底する通知を出した

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • こういう事例はなかなかないような気がします。
  • トングが壊れた動作をしたなら気付きますが、トングの動きそのものは同じですし、児童が使っているので、気づくのは難しいかも。
  • それにしても、よくトングが原因と発見できたと思います。結構太いから何となくわかったのかな。
  • 給食室の大捜索が行われたとしたら現場は大変だったかもしれません。
  • そもそも写真でもわかるように、ばねの針金が折れるなんて想像できません。
  • 「配膳で使う器具の安全確認」って難しいよなあと思いました。
  • ちなみに、授業参観日の給食ということは保護者もリアルで事件に遭遇していたのかな?
  • この事例は、原因究明にむずびつく大きなヒントになるので、ぜひ知っておきたい事例です。

画像はFBC福井放送の記事よりトリミングして引用

ニュース記事の紹介

※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。

【福井テレビ】平章小学校(坂井市)で給食に針金混入 事前に気づき児童に怪我なし 2022.09.11

2022.09.11 18:00

平章小学校(坂井市)で給食に針金混入 事前に気づき児童に怪我なし
 坂井市の平章小学校で11日、給食に針金が混入する事故があった。配膳を受けた児童は食事前に針金に気づきけがはなかった。
 異物の混入があったのは坂井市の平章小学校の3年生のクラス。授業参観日の11日、提供された給食のビビンバ丼の1つに、長さ3センチ直径1.5ミリの針金が混入していた。針金が入った丼を配膳された児童は、口に入れる前に気づいたためけがはなかった。児童からの報告を受け学校は全児童へのビビンバ丼の提供を中止した。
 学校によると、教室で丼の具材を盛り付けていた際、トングのバネの一部が外れ針金が混入したとみられる。
 混入を受け、坂井市教育委員会は11日、市内の全小中学校と給食センターに配膳時に使う器具の安全確認を徹底するよう通知した。

https://www.fukui-tv.co.jp/?post_type=fukui_news&p=154862&page=1(リンク切れ)

【FBC 福井放送】給食ビビンバ丼に針金 配膳用トング折れる 坂井市内の小学校 2022.09.11

給食ビビンバ丼に針金 配膳用トング折れる 坂井市内の小学校

福井 2022.09.11 20:17

坂井市は11日、同市丸岡町の平章小学校の給食で出されたビビンバ丼に針金が混入していたと発表した。教室で配膳する際に使うトングのバネが折れたもので、配膳された児童は食べる前に気づいたため、けがはなかった。(9月11日)


混入していた針金は長さ3センチ、直径1.5ミリで、給食当番の児童が教室で配膳する際に、トングのバネが折れて混入したという。

配膳で使われたトングは10年前に購入したもので、サビなどの劣化はなかった。

市は、市内24の小中学校と2か所の給食センターに配膳で使う器具の安全確認を徹底する通知を出した。

同校は11日が授業参観のための、学校開放日だった。

https://www.fbc.jp/news/news95s07wzb42l4ir0l2f.html(リンク切れ)

【福井新聞】小学校給食のビビンバ丼に針金混入、けがなし 福井県坂井市、盛り付け用のトングから部品 2022年9月11日

小学校給食のビビンバ丼に針金混入、けがなし 福井県坂井市、盛り付け用のトングから部品 
2022年9月11日 午後9時00分

 福井県の坂井市教委は9月11日、同市平章小で提供された給食のビビンバ丼に針金が混入したと発表した。配膳された3年生の児童が食べる前に気付き、けがはなかった。

 市教委によると、11日は授業参観を行っており、給食もあった。異物に気付いた児童はすぐに担任に伝え、校長が丼を食べないよう全児童に指示。ほかに異物の混入はなかった。

 針金は長さ3センチ、直径1・5ミリで、教室で丼の具材を盛り付ける際に、トングのバネ部分の一部が外れて混入したという。給食は自校で調理しており、トングは使用前に職員が動作確認をしていた。

 市教委は市内の全小中学校と給食センターに配膳時に使う器具の安全確認を徹底するよう通知した。

https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1627837

投稿者プロフィール

赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
◆神戸大学農学部畜産学科(昭和61年4月入学)・神戸大学大学院農学研究科(平成4年3月修了)
◆神戸市役所(平成4年4月入庁、平成26年3月退職)
「平成4~13年 保健所等での衛生監視業務(食品衛生・環境衛生・感染症対策)」
「平成14~24年 消費生活センター 技術職員(商品テスト・相談対応支援・事業者指導)」
◆一般社団法人はりまコーチング協会(平成26年4月設立、代表理事就任)
◆食品分野のダブルの専門家としてサポートします
元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生
元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務
◆食品関連企業・商工会・給食施設等で研修実績あり(口コミ紹介が多い)