事件の概要

  • 宿泊体験学習に来ていた市内小学校の児童1人へ、事前に報告されていたアレルゲンが入った食品を誤って提供
  • 児童は発熱等の症状が出たため、保護者と一緒に帰宅したが、重篤な症状には至らず、回復
  • 事前に保護者から提出のあった「食物等アレルギー事前調査票兼同意書」により、アレルギー対応食を準備していたが、配膳時に誤ってアレルゲンが入った食品を提供
  • 担当スタッフが一時的にに離れた際、配膳を担当する別のスタッフが確認せずに提供
  • 今後の対応策として、アレルギー対応について事前にスタッフで共有するとともに、アレルギー対応食が完成した後、配膳前にスタッフ2人以上で確認することとする

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • 食物アレルギーは命にかかわる問題ですので確実な対応が求められます。過去には学校給食での死亡事故も起こっています。
  • 日常的な学校給食では適切に対応できていると思いますが、今回のような課外活動において、ちょっとした瞬間にミスが起こることがあります。
  • 教師も多方面に気を配らなければならないので、なかなか大変な時代になりました。

横浜市 報道発表資料

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【記者発表】横浜市上郷・森の家における食物アレルギーがある児童への食品の誤提供について
最終更新日 2022年11月4日

記者発表資料
令和4年11月4日
市民局地域施設課

横浜市上郷・森の家に宿泊体験学習に来ていた市内小学校の児童1人へ、アレルゲンが入った食品を誤って提供してしまいました。
このような誤提供があったことについて、深くお詫びを申し上げるとともに、再発防止の取組を徹底してまいります。

記者発表資料
【記者発表】横浜市上郷・森の家における食物アレルギーがある児童への食品の誤提供について(PDF:220KB)

https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/shimin/2022/1104morinoie.html

ニュース記事の紹介

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【神奈川新聞】横浜市、宿泊学習中にアレルギー食材誤提供 児童発熱 2022年11月4日

横浜市、宿泊学習中にアレルギー食材誤提供 児童発熱
神奈川新聞 | 2022年11月4日(金) 19:57

横浜市役所入口
 横浜市は4日、「市上郷・森の家」(同市栄区)で10月30日、宿泊体験学習中の児童にアレルギー食材を含む食事を誤って提供したと発表した。児童は倦怠(けんたい)感を訴え、発熱したため学習を中断して帰宅。現在は回復しているという。

 市によると、児童は保護者を通じて小麦アレルギーを報告し、施設側も対応食を用意していた。対応食は調理スタッフが配膳まで担うことになっていたが、一時的に持ち場を離れた際に配膳スタッフが小麦を含むソースをハンバーグにかけて提供した。スタッフ間でアレルギーの情報が共有されず、持ち場に戻った調理スタッフも確認を失念していたという。

 市は児童と保護者に謝罪。マニュアルの見直しを行い、再発防止を図るとしている。

https://www.kanaloco.jp/news/government/article-947796.html

投稿者プロフィール

赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
◆神戸大学農学部畜産学科(昭和61年4月入学)・神戸大学大学院農学研究科(平成4年3月修了)
◆神戸市役所(平成4年4月入庁、平成26年3月退職)
「平成4~13年 保健所等での衛生監視業務(食品衛生・環境衛生・感染症対策)」
「平成14~24年 消費生活センター 技術職員(商品テスト・相談対応支援・事業者指導)」
◆一般社団法人はりまコーチング協会(平成26年4月設立、代表理事就任)
◆食品分野のダブルの専門家としてサポートします
元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生
元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務
◆食品関連企業・商工会・給食施設等で研修実績あり(口コミ紹介が多い)