事件の概要
- 児童福祉施設の給食のご飯に約1センチの糸状の金属片が混入
- 児童が茶碗にご飯をよそった際に発見。食べる前に気付いた。
- 前日の後片付けで、焦げた釜を洗う際に使った金入りスポンジの破片が誤って炊飯器に混入した可能性が高いとのこと
- 金入りスポンジの使用は禁止されていたが、委託業者の調理員の私物で、今後は委託業者が定めたものを使用するよう確認した
コメント(課題・問題点・防止策等)
- もしかすると、釜をきれいにしたいという思いから、良かれと思い私物の金入りスポンジを持ち込んだ可能性もあると思います。
- 「金入りスポンジを使いたいので買ってほしい」との要望を出すのはハードルが高いかもしれませんが、そのプロセスがあれば、使ってはいけないスポンジだと気づけたかもしれません。
- 持ち込みは想定外の出来事かもしれませんが、ルールの周知徹底が必要です。
- この事件をきっかけに、みなさまの現場でも、持ち込み禁止で必要なら要望して組織で対応するということを心掛けましょう。
「約1センチの糸状の金属片」と「金入りスポンジ」(日本海テレビのニュース映像からトリミングして引用)※教育委員会のHPで公表された場合は入れ替えます
https://www.nkt-tv.co.jp/pc-news/news10700qvvys87ojd29qj.html
ニュース記事の紹介
※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。
【BSS山陰放送】児童自立支援施設の給食に糸状の金属片混入 鳥取・米子市 2023年6月2日
児童自立支援施設の給食に糸状の金属片混入 鳥取・米子市 | BSSニュース | BSS山陰放送
2023年6月2日(金) 17:222日、鳥取県は、県立の児童自立支援施設で出された給食に、糸状の金属片が混入していたと発表しました。
食べる前に気付いたため、子どもへの健康被害はありません。県家庭支援課によりますと、5月29日、米子市の県立喜多原学園の昼給食で、子どもがご飯をよそった際に、長さ約1センチの糸状の金属片を見つけました。
調査の結果、前日の後片付けで、焦げた釜を洗う際に使った金入りスポンジの破片が誤って混入した可能性が高いということです。
金入りスポンジは委託業者の調理員の私物で、今後は委託業者が定めたものを使用するよう確認したということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/bss/522200?display=1
【日本海テレビ】給食に異物 金入りスポンジの使用が原因か 約1センチの糸状の金属片がご飯に混入 鳥取県米子市 2023.06.02
給食に異物 金入りスポンジの使用が原因か 約1センチの糸状の金属片がご飯に混入 鳥取県米子市
鳥取 2023.06.02 18:08
鳥取県米子市泉の児童福祉施設「喜多原学園」の給食に糸状の金属片が混入しているのが見つかった。
鳥取県によると、5月29日、児童が茶碗にご飯をよそった際、約1センチの糸状の金属片を見つけた。報告を受け、職員が厨房を確認したところ、前日の片づけの際に使用した金入りスポンジが誤って炊飯器に混入した可能性が高いという。
金入りスポンジの使用は禁止されていたが、調理員が私物を使っていたという。県は、調理委託業者への注意喚起と社員教育の徹底を指示している。
https://www.nkt-tv.co.jp/pc-news/news10700qvvys87ojd29qj.html
投稿者プロフィール
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◆神戸大学農学部畜産学科(昭和61年4月入学)・神戸大学大学院農学研究科(平成4年3月修了)
◆神戸市役所(平成4年4月入庁、平成26年3月退職)
「平成4~13年 保健所等での衛生監視業務(食品衛生・環境衛生・感染症対策)」
「平成14~24年 消費生活センター 技術職員(商品テスト・相談対応支援・事業者指導)」
◆一般社団法人はりまコーチング協会(平成26年4月設立、代表理事就任)
◆食品分野のダブルの専門家としてサポートします
元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生
元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務
◆食品関連企業・商工会・給食施設等で研修実績あり(口コミ紹介が多い)