事件の概要

  • 島根県雲南市のこども園の給食に金属片が混入していたと発表
  • 職員が給食の洋風きんぴらを盛り付ける際に発見されたので、園児の口に入ることはなかった
  • 金属片は直径約1.6センチの大きさで金属製たわしの破片と思われ、調理器具の洗浄中に付着した可能性が高いとのこと
  • 再発防止のため今後、金属製たわしの使用をやめ布やスポンジ製のものを使用する

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • 金属たわしの破片の混入は通常の飲食店でもありがちな事例
  • 破片がボールや調理器具に残留したり、破片が飛んだりして、料理に混入することがある
  • 今回の事例の詳細は不明だが、調理器具が平らなものではなく部品が入ってて、詰まって残留する可能性があったのかも
  • 一番のリスク回避は「金属製たわし」を使用しないこと
  • 今回の再発防止策でも、そのようにしたが、今度は、調理器具に付着した汚れを落としきれずに、また、異物混入になってしまうおそれもあるので悩ましいかも
  • 児童の口に入らずに、職員が盛り付け中に発見したことは、異物混入の最後の砦で事故防止できたこととなり、そこは評価したい

(引用)日本海テレビのニュース動画から一部をキャプチャーしてトリミング

ニュース記事の紹介

※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。

【日本海テレビ】島根・雲南市のこども園 給食に金属片混入 金属製たわし破片か 2021.09.22

島根・雲南市のこども園 給食に金属片混入 金属製たわし破片か
島根 2021.09.22 13:12

雲南市は市内のこども園で出された給食に金属片が混入していたと発表した。

給食に金属片が混入していたのは雲南市の加茂こども園だ。21日職員が給食の洋風きんぴらを盛り付ける際に発見したため、園児が口にすることはなかった。

金属片は直径約1.6センチの大きさで雲南市によると金属製たわしの破片と思われ、調理器具の洗浄中に付着した可能性が高いという。

金属片が混入していた給食は加茂こども園で作られ、0歳から3歳の園児に提供されるものだった。加茂こども園では再発防止のため今後、金属製たわしの使用をやめ布やスポンジ製のものを使用するとしている。

https://www.nkt-tv.co.jp/pc-news/news107pff9qbd3iqtc54bu.html

投稿者プロフィール

赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
◆神戸大学農学部畜産学科(昭和61年4月入学)・神戸大学大学院農学研究科(平成4年3月修了)
◆神戸市役所(平成4年4月入庁、平成26年3月退職)
「平成4~13年 保健所等での衛生監視業務(食品衛生・環境衛生・感染症対策)」
「平成14~24年 消費生活センター 技術職員(商品テスト・相談対応支援・事業者指導)」
◆一般社団法人はりまコーチング協会(平成26年4月設立、代表理事就任)
◆食品分野のダブルの専門家としてサポートします
元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生
元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務
◆食品関連企業・商工会・給食施設等で研修実績あり(口コミ紹介が多い)