事件の概要

  • 小学校の教職員用の給食のご飯に金属片が混入
  • 金属片は直径約1.3センチメートルのワッシャー
  • 給食納入業者の米飯製造機でボルトが1カ所外れて地面に落ちているのが見つかっていて、その際に付属のワッシャーが米飯に混入
  • 教職員用の米飯はステンレスの容器に小分けした状態で納入
  • 給食終了時に、職員が米飯を食べる時間がなく廃棄しようと容器をひっくり返して残った中身を出した際、混入に気づいた
  • 健康被害はなく、児童用の給食には異物などは混入されていなかった
  • 教育委員会は業者に対し、機械のメンテナンスと再発防止の徹底を指示していて、今後も納入は継続

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • 米飯を委託しているところでの異物混入の事例はちょこちょこ聞きます。
  • 完全に納入業者の衛生管理責任です。学校には気の毒かもしれません。
  • 金属探知機といっても、大量のご飯はなかなか難しいのかな。
  • ご飯を食べる時間がない教員も大変だなあと思います。
  • 報道では「また異物混入」とされていますが、それぞれ別の要因であり、一概に問題があるとは言えませんが、こういう報道になってしまうのは仕方がないことです。

※画像は九州朝日放送の記事よりトリミングして引用

ニュース記事の紹介

※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。

【RKB毎日放送】また北九州市の学校で異物混入 若松区の小学校で給食からネジ止め 2022/09/17

  • 【YouTube】https://youtu.be/mm1nZnWUSEw(リンク切れ)

2022-09-17
また北九州市の学校で異物混入 若松区の小学校で給食からネジ止め

北九州市教育委員会は市内の小学校で出された教職員用の給食のご飯に金属のネジ止めが混入していたことを明らかにしました。

教育委員会によりますと、16日、若松区の小学校で、教頭が教職員用の給食を片付けようとしたところ、容器の底からワッシャーと呼ばれる長さ1センチほどのネジ止めが見つかったということです。

教育委員会が納品業者に確認したところ、製造過程で使う機械のネジ止めが1か所取れていたということです。

この業者が納品しているほかの学校では異物の混入は確認されていないということです。

北九州市では給食に金属片などが混入する事案が相次いでいて、教育委員会は、「再発防止を徹底し、市民の信頼回復に繋げたい」とコメントしています。

https://rkb.jp/news-rkb/202209163114/

【九州朝日放送】北九州市の給食でまた異物混入 福岡 09/16

北九州市の給食でまた異物混入

福岡|

09/16 20:23

北九州市教育委員会は16日、若松区の市立小学校で、教職員用の学校給食に金属片が混入していたと発表しました。

北九州市教育委員会によりますと、16日昼ごろ若松区の市立小学校で、教職員用の米飯に直径約1.3センチメートルのワッシャーと呼ばれる金属片が混入しているのが見つかったということです。

教職員用の米飯はステンレスの容器に小分けした状態で納入されますが、職員が米飯を食べる時間がなく廃棄しようとしたところ、金属片が入っていることに気づきました。

健康被害はなく、児童用の給食には異物などは混入されていませんでした。

教育委員会が混入経路を確認したところ、給食納入業者の米飯製造機でボルトが1カ所外れて地面に落ちているのが見つかっていて、その際に付属のワッシャーが米飯に混入したとみています。

教育委員会は業者に対し、機械のメンテナンスと再発防止の徹底を指示していて、今後も納入は継続します。

北九州市では、今年に入って学校給食にねじや釘などが混入する事案が相次いでいます。

https://kbc.co.jp/news/article.php?id=9059625&ymd=2022-09-16

【読売新聞】給食の教職員用米飯に金属片、米飯製造機のボルトか…市内で5月と7月にもネジなど混入 2022/09/18

給食の教職員用米飯に金属片、米飯製造機のボルトか…市内で5月と7月にもネジなど混入
2022/09/18 09:28

 北九州市教育委員会は16日、同市若松区の市立小学校で、教職員用の米飯に金属片(約1・3センチ)が混入していたと発表した。健康被害はないという。

 米飯は16日に提供されたもので、給食終了時に容器をひっくり返して残った中身を出した際、教員が混入に気づいた。同じ業者が同日に米飯を提供した同区内の19校では、異常は見つからなかったという。

 市教委が混入経路を調べたところ、県学校給食会が委託している業者が使用している米飯製造機で、投入口のボルトなどが外れているのが見つかった。外れた部品の一部が混入したとみられるという。市教委は同会を通じて機器のメンテナンスを行わせるとともに、再発防止を徹底するよう指示した。

 同市立学校の給食を巡っては、今年5月と7月にも、くぎのようなものやネジが混入していたのが判明している。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220917-OYT1T50152/

【NHK北九州 NEWS WEB】北九州市の小学校で給食のご飯に金属片混入 5月以降4件 09月16日

北九州 NEWS WEB

北九州市の小学校で給食のご飯に金属片混入 5月以降4件

09月16日 20時28分

北九州市の小学校で、給食のご飯に直径1.3センチほどの金属片が混入しているのが見つかりました。

北九州市教育委員会によりますと、16日、若松区にある小学校で、教職員用のご飯の中に直径1.3センチほどの金属製の部品、ワッシャーが入っているのが見つかりました。

余ったご飯だったため、職員や児童は食べておらず、健康被害はなかったということです。

教育委員会が製造業者へ確認したところ、炊飯用の米の投入口にあるボルトとワッシャー1組がなくなり、ボルトが床に落ちていたということです。

このため教育委員会は、外れたワッシャーがお米に混入したとみています。

北九州市では、ことし5月以降、これまでに学校給食に金属片の混入が4件相次いでいて、調理業者を対象に先月、再発防止の研修会を開いたばかりでした。

北九州市教育委員会は「再発防止を誓った中での混入で大変遺憾だ。これまで以上に異物混入の対策を取った上で信頼回復に努めたい」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20220916/5020011869.html

投稿者プロフィール

赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
◆神戸大学農学部畜産学科(昭和61年4月入学)・神戸大学大学院農学研究科(平成4年3月修了)
◆神戸市役所(平成4年4月入庁、平成26年3月退職)
「平成4~13年 保健所等での衛生監視業務(食品衛生・環境衛生・感染症対策)」
「平成14~24年 消費生活センター 技術職員(商品テスト・相談対応支援・事業者指導)」
◆一般社団法人はりまコーチング協会(平成26年4月設立、代表理事就任)
◆食品分野のダブルの専門家としてサポートします
元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生
元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務
◆食品関連企業・商工会・給食施設等で研修実績あり(口コミ紹介が多い)