調理器具のネジ類は調理中に緩んで脱落してしまうことはありうるので、使用後にねじが脱落していないかという点検が重要で、今回もその点検をしていれば気付くことができた可能性はあります(個人個人の心がけ)

事件の概要

  • 小学校の給食の「せんべい汁」に金属ねじ1本が混入
  • 金属ねじは直径およそ9㎜、長さおよそ5㎜
  • 児童が口にする前に気づいた
  • 自校で給食を調理していて、原因は、給食室の調理器具の「スライサー」のねじが、野菜をカットした際に外れたとみられる

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • スライサーのネジが脱落して給食に混入する事例は、しばしば見られます。
  • 機械類は振動でネジが緩くなってくるので定期的な点検と、使用前後の点検が重要で、管理マニュアルにもあると思います。
  • それでもなお、調理中に緩んで脱落し混入してしまうことはありうるので、使用後にねじが脱落していないかという点検が重要で、今回もその点検をしていれば気付くことができた可能性はあります。画像を見ると結構目立ちます(もしかしてカバーがあって見えないのかも?)。
  • さすがに、金属ねじは重いので、汁の中に沈むことから、汁を一気に飲まなければ発見しやすいと思います。
  • 児童が口にする前に気が付いたのが、「口の中に入る」という最後の砦を死守できたことになります。

スライサーから脱落して混入した金属ねじとスライサー

※画像は静岡放送(SBS)の記事から引用

ニュース記事の紹介

※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。

【静岡朝日テレビ】口にする前に児童が気付く…給食のせんべい汁に直径9ミリのねじが混入 「スライサー」のねじが外れたか 静岡・清水町 2022-11-24

口にする前に児童が気付く…給食のせんべい汁に直径9ミリのねじが混入 「スライサー」のねじが外れたか 静岡・清水町
2022-11-24
ニュース事件・事故
 静岡県清水町の小学校の給食で出されたせんべい汁に、金属ねじ1本が混入していたことがわかりました。生徒に健康被害はないということです。

 清水町によりますと、24日の給食で出されたせんべい汁に、直径およそ9㎜の金属ねじが混入しているのを、6年生の児童が気づきました。児童は口にする前に金属ねじに気づいたということで、現時点で健康被害は確認されていません。校内の給食室を確認したところ、スライサーのねじが外れているのが見つかったということです。清水町は25日以降も、給食の提供は行うとしています。

https://look.satv.co.jp/_ct/17587496

【テレビ静岡】学校給食のせんべい汁に直径約9mmの金属ねじ混入 児童が口に入れる前に気づく 静岡・清水町 2022年11月25日

  • 【YouTube】https://youtu.be/bOEejdwZaL8(リンク切れ)

学校給食のせんべい汁に直径約9mmの金属ねじ混入 児童が口に入れる前に気づく 静岡・清水町

2022年11月25日(金)
地域暮らし・生活

静岡県清水町の学校給食で出された汁物から、金属のねじが見つかりました。調理器具からの落下が原因で、児童が口に入れる前に気付いたということです。

異物が見つかったのは清水町の南小学校の給食です。

町によりますと、24日に給食で提供されたせんべい汁に、金属のねじが混ざっているのが見つかりました。

ねじは直径約9mm長さ約5mmで、配られた6年生の児童が口に入れる前に気付き、これまでに健康被害は確認されていないということです。

せんべい汁は校内の給食室で作られていて、調理器具を確認したところ、「スライサー」のねじが1本外れていたことが分かりました。

調理中に外れ、混入したと見られています。

町は他の調理器具に異常がないかすでに点検を終えていて、25日以降も通常通り給食を提供するということです。

https://www.sut-tv.com/news/indiv/19222/(リンク切れ)

【静岡放送(SBS)】「せんべい汁」の中に金属ねじ混入 児童が食べる前に気づく スライサーから外れたかー静岡・清水町 2022年11月24日

「せんべい汁」の中に金属ねじ混入 児童が食べる前に気づく スライサーから外れたかー静岡・清水町
国内
2022年11月24日(木) 19:47

静岡県清水町の小学校で11月24日、給食の中に金属ねじが混入していたことがわかりました。

清水町教委によりますと、町立清水南小学校で24日、給食用に配膳されたせんべい汁のお椀に、異物が混入していることに6年生の児童が気づきました。

混入していたのは、直径およそ9㎜、長さおよそ5㎜の金属ねじで、児童は、口にする前に気づいたため、けがなどはありませんでした。ほかの児童の給食には異物の混入はなかったということです。

清水町内5つの小中学校では、自校で給食を調理していて、原因は、給食室の調理器具の「スライサー」のねじが、野菜をカットした際に外れたとみられます。

清水町教委では、「調理器具のねじのゆるみを再確認するとともに作業工程の確認に努め、再発防止の徹底を図っていく」としています。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/213125?display=1

投稿者プロフィール

赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
◆神戸大学農学部畜産学科(昭和61年4月入学)・神戸大学大学院農学研究科(平成4年3月修了)
◆神戸市役所(平成4年4月入庁、平成26年3月退職)
「平成4~13年 保健所等での衛生監視業務(食品衛生・環境衛生・感染症対策)」
「平成14~24年 消費生活センター 技術職員(商品テスト・相談対応支援・事業者指導)」
◆一般社団法人はりまコーチング協会(平成26年4月設立、代表理事就任)
◆食品分野のダブルの専門家としてサポートします
元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生
元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務
◆食品関連企業・商工会・給食施設等で研修実績あり(口コミ紹介が多い)