事件の概要

  • 大阪市の複数の小学校で給食に提供した牛乳に、味や匂いに異変があるという報告があった件については、その後の検査で、異味と異臭を確認できた検体から、pH値で強アルカリ性が検出された
  • 保健所との調査により、牛乳の充填工程中にアルカリ洗浄剤を混入させたことによるものと判明
  • 牛乳の製造メーカーである「いかるが乳業株式会社」に対して、「牛乳の充填工程中にアルカリ洗浄剤を混入させ、流通させた」として、食品衛生法第13条第2項違反による行政処分(始末書の提出を指示)

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • 検査速報で、強アルカリ性となっていることから、推測どおり、洗浄剤の混入でした。
  • 洗浄剤の混入は他の牛乳でも同様な事例が過去に発生しているので、注意すべきポイント
  • あってはならない事故です
  • (参考)平成30年4月に茨城県の学校給食で誤って洗浄液を混入した事故事例

大阪市 報道発表資料 学校給食用牛乳の提供停止について(第四報)2021年12月28日

トップページ>報道発表資料>教育委員会報道発表資料>報道発表資料 学校給食用牛乳の提供停止について(第四報)

報道発表資料 学校給食用牛乳の提供停止について(第四報)
2021年12月28日

ページ番号:553417

問合せ先:教育委員会事務局 指導部 保健体育担当(06-6208-9140)
令和3年12月28日 17時55分発表
 令和3年12月8日(水曜日)、一部の学校で、学校給食において提供した牛乳を飲用に適さないと判断し提供を中止した件につきまして、原因が判明しましたので、お知らせします。

 なお、本件については、令和3年12月8日付けで第一報、令和3年12月9日付けで第二報、令和3年12月17日付けで第三報を報道発表しています。
1 牛乳の異変の原因について
 牛乳の異味と異臭の原因は、当該牛乳供給事業者である、いかるが乳業株式会社が、大阪市保健所の指導のもと調査した結果、令和3年12月7日、牛乳の充填工程中にアルカリ洗浄剤を混入させたことによるものと判明しました。

(参考)

食品衛生法違反者の公表について(施設に対する行政処分等)(令和3年12月28日付け大阪市健康局公表)

(注)公表期間は、原則として行政処分等を行った翌日から起算して14日間

2 今後の対応について
 引き続き当該牛乳供給事業者が製造した牛乳の提供を停止し、他の牛乳供給事業者が製造した牛乳を提供します。当該牛乳供給事業者が製造した牛乳の提供については、始末書等の報告書の提出により、再発防止のために講じた措置内容等が示された際に、改めて検討します。
探している情報が見つからない
情報が見つからないときは

https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000553417.html

大阪市 報道発表資料 施設に対する行政処分等 2021年12月28日

施設に対する行政処分等
公表年月日:令和3年12月28日

施設名称
いかるが乳業株式会社

施設所在地
大阪市平野区加美南3丁目4番15号

業種
乳処理業

営業者
いかるが乳業株式会社 代表取締役 *****

行政処分等の理由
食品衛生法第13条第2項違反

行政処分等の内容
始末書の提出を指示

備考
令和3年12月7日、牛乳の充填工程中にアルカリ洗浄剤を混入させ、流通させた。

【営業者の対応】
・牛乳製品の自主回収(同年12月7日以降製造の全牛乳製品)
・同年12月9日午後から、アルカリ洗浄剤を混入させた牛乳製品と同じ製造ラインによる製造を自粛
・同年12月11日から、乳処理業及び乳製品製造業の全営業(製造)を自粛

https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000527025.html

いかるが乳業株式会社 「牛乳の風味異常等に関する調査結果」2021年12月28日

2021年12月28日 11:50

牛乳の風味異常等に関する調査結果をご報告致します。

・大阪市保健所の指導のもと調査しました結果、

 異味異臭等の原因が、操作ミスによりアルカリ洗浄剤が牛乳に混入したことと断定致しました。 

・12月24日付で大阪市保健所に同内容をご報告し、12月27日付で大阪市より以下の行政処分を拝命致しました。

- 行政処分等の理由:食品衛生法第13条第2項違反

- 行政処分等の内容:始末書の提出

- 備考:令和3年12月7日、牛乳の充填工程中にアルカリ洗浄剤を混入させ、流通させた

今後も大阪市保健所の指導のもと、改善確認ができるまでは乳処理業の自粛を継続する所存です。

皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけしますこと、謹んでお詫び申し上げます。

http://www.ikaruga-milk.co.jp

食品衛生法
第十三条 厚生労働大臣は、公衆衛生の見地から、薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて、販売の用に供する食品若しくは添加物の製造、加工、使用、調理若しくは保存の方法につき基準を定め、又は販売の用に供する食品若しくは添加物の成分につき規格を定めることができる。
② 前項の規定により基準又は規格が定められたときは、その基準に合わない方法により食品若しくは添加物を製造し、加工し、使用し、調理し、若しくは保存し、その基準に合わない方法による食品若しくは添加物を販売し、若しくは輸入し、又はその規格に合わない食品若しくは添加物を製造し、輸入し、加工し、使用し、調理し、保存し、若しくは販売してはならない。
③ (以下省略)

ニュース記事の紹介

※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。

【関西テレビ】学校給食の牛乳が「苦い」と報告 原因はアルカリ洗浄剤の混入 大阪市 2021/12/29

学校給食の牛乳が「苦い」と報告 原因はアルカリ洗浄剤の混入 大阪市
12月29日 18:51

大阪市で学校給食の牛乳の味に異常があったと報告があり、市は製造時に洗剤が混ざっていたと発表しました。

大阪市によると今月8日、市内の複数の学校から、給食で提供された牛乳が「苦い」と相次いで報告があがりました。

20人ほどの児童や生徒が腹痛などを訴えましたが、その後、体調は回復しているということです。

大阪市は原因について、牛乳をパックに入れる際、アルカリ性の洗剤が誤って混ざったと発表し、製造した「いかるが乳業」に食品衛生法違反があったとして始末書などの提出を求めました。

いかるが乳業は「改善確認ができるまでは乳処理業の自粛を継続する」としています。

https://www.ktv.jp/news/articles/2f3fc479_fadc_4a39_836a_4569135488b2.html

【MBS】小中学校の給食の牛乳で「吐き気や腹痛」 原因は製造元が誤って『アルカリ洗剤混入』 2021/12/28

小中学校の給食の牛乳で「吐き気や腹痛」 原因は製造元が誤って『アルカリ洗剤混入』

更新:2021/12/28 20:00

 12月、大阪市の小中学校で給食の牛乳を飲んだ後、児童や生徒ら27人が体調不良などを訴えていた問題で、調査の結果、牛乳の製造元の事業者が誤って牛乳にアルカリ洗剤を混入させていたことがわかりました。

 12月8日、大阪市の小中学校7校で給食の牛乳を飲んだ後児童や生徒ら27人が異臭や腹痛、吐き気などを訴えていました。

 大阪市の指導のもと、製造元のいかるが乳業が調査を行った結果、12月7日午後に牛乳の充填作業中、誤って『殺菌に使う設備の洗浄に用いたアルカリ洗剤が混入したこと』がわかりました。最大2950本の牛乳に洗剤が混入した可能性があるということです。

 市はいかるが乳業に対し12月27日付けで始末書の提出を求める行政処分を行い、現在は別の製造元の牛乳を給食に使用しているということです。

 いかるが乳業は「今後は市保健所の指導の下改善確認ができるまで乳処理業の自粛を継続する」としています。

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20211228/GE00041778.shtml

【NHK関西 NEWS WEB】大阪市 給食牛乳から異臭 提供中止 12月09日

関西 NEWS WEB
大阪市 給食牛乳から異臭 提供中止
12月09日 05時36分

大阪市教育委員会によりますと、今月8日、市内の小学校3校から、給食で出した牛乳の味やにおいがおかしいと連絡がありました。
同じ業者の牛乳はあわせて120の小中学校で出していて、教育委員会は、児童生徒の健康状態を確認するとともに、この牛乳の提供を取りやめるとしています。

大阪市教育委員会によりますと、8日、午後1時ごろ、東住吉区と平野区の小学校、あわせて3校から、給食で出した牛乳の味やにおいがおかしいと連絡がありました。
同じ業者の牛乳は、大阪市内の5つの区の120の小中学校であわせて4万本を提供しているということで、教育委員会は、児童生徒たちの健康状態を確認しています。
一方、大阪府教育庁によりますと、府内の支援学校からも、給食の牛乳の味やにおいがおかしいと連絡があったということです。
いまのところ、体調不良の報告はないということです。
牛乳は同じ業者が製造したということで、大阪市教育委員会と大阪府教育庁はこの業者の牛乳の提供を取りやめることにしています。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211209/2000054874.html

投稿者プロフィール

赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
◆神戸大学農学部畜産学科(昭和61年4月入学)・神戸大学大学院農学研究科(平成4年3月修了)
◆神戸市役所(平成4年4月入庁、平成26年3月退職)
「平成4~13年 保健所等での衛生監視業務(食品衛生・環境衛生・感染症対策)」
「平成14~24年 消費生活センター 技術職員(商品テスト・相談対応支援・事業者指導)」
◆一般社団法人はりまコーチング協会(平成26年4月設立、代表理事就任)
◆食品分野のダブルの専門家としてサポートします
元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生
元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務
◆食品関連企業・商工会・給食施設等で研修実績あり(口コミ紹介が多い)
Pocket