事件の概要
- 中学校の給食の「からしみそあんかけうどん」に直径約10ミリの「ナット」と「ワッシャー」が混入していた
- 調査したところ、野菜スライサーのアクリル製カバーを固定する「ナット」とボルトの緩みを防ぐ「ワッシャー」の2種類の金属部品で、給食センターで調理中に脱落したもの
- 給食を食べていた生徒2人が口に入れる前に発見した
- 4月の金属部品混入を受けて、市では調理器具の点検手順を定め、市内の各給食センターと共有していた。市は再発防止のため、点検手順が順守されていたか調査するとともに、手順改定の検討や専門業者による一斉点検、調理員向けの点検方法研修などを実施するとした。
コメント(課題・問題点・防止策等)
- 調理器具、特に、スライサーからの部品脱落事例が頻出です
- 当日、使用する前の点検はどうなっているのだろうか?ネジがしまっているかどうかを、ちょっとチェックするだけでいいのだけど、ぜひ習慣にしてほしいです。
- 当日使用前にチェックしていたけど脱落した場合は、使用中の振動等で緩む可能性もあるかな。そうならば、劣化等を考えてオーバーホールがは必要かも。
- 大きな部品なので、うどんの底に沈んでいたと思いますが、少なくとも、口の中に入らなかったことで最後の危機を回避したわけですが、ネジが入ったうどんを多くの生徒が食べてしまったわけだから、気持ち悪いですね。
- ただし、この4月にも同様事例があり、管理徹底した中での事故なので、厳しい雰囲気が漂います。研修でも言っていますが、1人1人の心がけが重要かなと思います。
混入した「ナット」と「ワッシャー」
※画像は静岡新聞の記事からトリミングして引用
【参考】4月の同様事故
ニュース記事の紹介
※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。
【テレビ静岡】中学校の給食に金属片 口に入れる前に発見 静岡市 2022/07/12
- 【YouTube】https://youtu.be/20n2-hHMz5I
中学校の給食に金属片 口に入れる前に発見 静岡市
2022年07月12日(火)
地域静岡市清水区の中学校で、12日に給食で出されたうどんに金属片が混ざっていたことがわかりました。
異物が混ざっていたのは清水庵原中学校の給食で、市によりますと12日に出されたうどんに直径約10ミリのワッシャーとナットが混ざっていました。
給食を食べていた生徒2人が口に入れる前に発見しました。健康被害は確認されていないということです。
金属片は給食センターで調理中に脱落したもので、市は市内の給食センターや調理場に器具の点検の徹底を指示し、再発防止に努めたいとしています。
https://www.sut-tv.com/news/day/17053/(リンク切れ)
【静岡放送(SBS)】学校給食のうどんに金属部品2つ混入 調理器具から脱落 健康被害は確認されず=静岡・静岡市 2022/07/13
- 【YouTube】https://youtu.be/hOxfPQn13bE
学校給食のうどんに金属部品2つ混入 調理器具から脱落 健康被害は確認されず=静岡・静岡市
国内
2022年7月13日(水) 12:217月12日、静岡県静岡市の中学校で、給食として提供された「からし味噌あんかけうどん」の中に金属部品が混入していました。生徒2人が食べる前に金属部品を発見したため、健康被害は確認されていません。
静岡市によりますと、金属部品が見つかったのは静岡市立清水庵原中学校の給食で、「からし味噌あんかけうどん」の中に、直径約1cmの金属部品2つが混入していました。生徒2人が食べる前に金属部品を発見したため、健康被害は確認されていません。
給食を調理した庵原学校給食センターが確認したところ、野菜スライサーの部品がなくなっていたことが発覚しました。他の調理器具に脱落した部品はなかったということです。
静岡市では2022年4月にも給食に調理器具の金属部品が混入していて、再発防止に向けて市は専門業者による一斉点検などの実施を検討しているということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/94233?display=1
【Daiichi-TV(静岡第一テレビ)】中学給食に異物混入 健康被害は確認されず 静岡市 2022.07.13
中学給食に異物混入 健康被害は確認されず 静岡市 12日
静岡 2022.07.13 12:25
12日、静岡市の中学校の給食に金属片が混入していたことがわかった。健康被害は確認されていない。
静岡市学校給食課によると、異物混入があったのは清水庵原中学校で、12日の給食の「からしみそあんかけうどん」の中に、直径 約10ミリの金属製ワッシャーとナットが混入していたという。
給食を食べていた2年生の2人が、口に入れる前に金属片を発見したもので、健康被害は確認されていない。
この給食は、静岡市の庵原学校給食センターで作られたもので、調理器具の部品の一部が脱落し、混入したとみられている。庵原学校給食センターでは、13日から、安全を確認した上で、給食の提供を続けていくという。
https://www.tv-sdt.co.jp/nnn/news112uvmomch7f8kzrhk5.html(リンク切れ)
【静岡新聞】静岡の中学校給食 金属部品が混入 調理器具から脱落 2022年7月13日
静岡の中学校給食 金属部品が混入 調理器具から脱落
静岡市は12日、同市清水区原の清水庵原中で提供された給食のからしみそあんかけうどんの中に、直径約10ミリの調理器具の金属部品二つが混入していたと発表した。同校の2年生の一人が食べる前に発見したため、誤飲した生徒はいなかった。同市では4月19日にも給食に調理器具の金属部品が混入していた。
市によると、見つかったのは野菜スライサーのアクリル製カバーを固定するナットとボルトの緩みを防ぐ「ワッシャー」の2種の金具。金属部品混入の発覚後、給食を調理した庵原学校給食センター(同区)が調理器具を確認したが、他に脱落した部品はなかったという。市は念のため同校生徒の健康観察を行うとしている。
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1093294.html(リンク切れ)
4月の金属部品混入を受けて、同市では調理器具の点検手順を定め、市内の各給食センターと共有していた。市は再発防止のため、点検手順が順守されていたか調査するとともに、手順改定の検討や専門業者による一斉点検、調理員向けの点検方法研修などを実施するとした。
投稿者プロフィール
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◆神戸大学農学部畜産学科(昭和61年4月入学)・神戸大学大学院農学研究科(平成4年3月修了)
◆神戸市役所(平成4年4月入庁、平成26年3月退職)
「平成4~13年 保健所等での衛生監視業務(食品衛生・環境衛生・感染症対策)」
「平成14~24年 消費生活センター 技術職員(商品テスト・相談対応支援・事業者指導)」
◆一般社団法人はりまコーチング協会(平成26年4月設立、代表理事就任)
◆食品分野のダブルの専門家としてサポートします
元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生
元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務
◆食品関連企業・商工会・給食施設等で研修実績あり(口コミ紹介が多い)
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