事件の概要

  • 認定こども園で園児20人が発熱や下痢の症状
  • サルモネラ菌が検出
  • 給食が原因による集団食中毒として調理業務停止2日間の行政処分
  • 原因食品は当該施設で提供された給食であるが、品目の特定には至らず

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • 近年はサルモネラによる集団食中毒は昔ほど聞かなくなりました
  • 原因食材としては肉や卵、調理従事者による2次汚染等があげられますが、原因食品・食材の特定ができなかったということですので、食材によるものなのか2次汚染によるものなのかは気になるところです
  • ちなみに、食中毒はそうそう発生しないものなので基本的な衛生管理の徹底が必要です
  • なお、委託等の営業施設ではなく直営なので、集団給食の届出で、営業停止ではなく、調理業務停止2日間の行政処分になっています。

北九州市 公表資料

※個人名等については伏字にしています

食品衛生法違反者等の公表について

 食品衛生法第69条の規定により、北九州市が違反者に対し、行政処分又は書面による行政指導を行った件について、以下のとおり公表します。
 なお、公表の期間については、公表日から14日間を原則とします。

参考条文(食品衛生法第69条)
 厚生労働大臣、内閣総理大臣及び都道府県知事(保健所を設置する市にあっては市長)は、食品衛生上の危害の発生を防止するため、この法律又はこの法律に基づく処分に違反した者の名称等を公表し、食品衛生上の危害の状況を明らかにするよう努めるものとする。

1 施設等に対する行政処分等
 食品衛生法により、施設等に対し、北九州市が行った行政処分等についてお知らせします。

公表年月日      令和4年10月25日
原因施設
施設名:認定こども園ICHIGO
施設所在地:八幡西区******
営業者氏名:社会福祉法人薫風会 理事長 ****
業種:集団給食施設

適用条項 食品衛生法第6条第3号違反
行政処分等を行った理由 食中毒の発生
行政処分等の内容及び措置状況 当該施設での調理業務停止2日間
(令和4年10月25日から令和4年10月26日まで)
備考
原因食品:当該施設で提供された給食(品目の特定には至らず)
原因物質:サルモネラ属菌
有症者数:20名

営業者は令和4年10月22日から、当該施設で調理した給食の提供を自粛している。

https://www.city.kitakyushu.lg.jp/ho-huku/18901262.html

ニュース記事の紹介

※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。

【九州朝日放送】北九州市のこども園で集団食中毒

北九州市のこども園で集団食中毒

福岡|

10/26 08:55

北九州市の認定こども園で園児20人に発熱や下痢の症状が続いていて市は、25日、給食が原因による集団食中毒であると断定しました。

北九州市によりますと、北九州市八幡西区の認定こども園で今月15日から園児が相次いで発熱や下痢を訴えました。

保健所の調査で、一部の人の便からサルモネラ菌が検出されたことなどから、市は、園で調理した肉や卵を使った給食による食中毒と断定しました。

給食を食べた、園児と職員161人のうち、園児20人に高い熱と、腹痛、下痢の症状が出て、現在も続いています。

北九州市でのサルモネラ菌による集団食中毒は13年ぶりで、市は、肉や卵は、よく焼く、よくゆでるなどしっかり加熱するよう、呼びかけています。

https://kbc.co.jp/news/article.php?id=9206501&ymd=2022-10-26

【RKB毎日放送】保育園児21人が“嘔吐や下痢”、感染症や集団食中毒の疑い~福岡 2022-10-20

2022-10-20
保育園児21人が“嘔吐や下痢”、感染症や集団食中毒の疑い~福岡

福岡県北九州市は保育所(八幡西区)で下痢などの症状を訴える患者が集団発生したと発表した。感染性胃腸炎などが疑われるという。


◆2~6歳の21人が体調不良
嘔吐や下痢の症状を訴える園児が最初に現れたのは10月13日。2歳の男の子だった。その後、増え続け20日には7人が症状を訴えた。これまでの累計は2歳から6歳までの園児21人に上っている。


◆感染性胃腸炎か食中毒か
北九州市によると20日時点で症状が残っているのは20人。重症者はいないという。

市は保育所に対して、健康調査と消毒などを指導。状況からウイルスや細菌による感染性胃腸炎や給食やおやつが原因の食中毒の疑いがあるとみて調べている。


◆秋はノロウイルスが流行する季節
感染性胃腸炎の集団発生はノロウイルスが流行する秋に増える傾向がある。北九州市の保育所では今年4月から4件の集団感染が報告されている。

https://rkb.jp/news-rkb/202210203485/

【RKB毎日放送】「集団食中毒」と断定 保育所の園児20人が下痢や発熱の症状~サルモネラ属菌を検出 2022-10-25

2022-10-25
「集団食中毒」と断定 保育所の園児20人が下痢や発熱の症状~サルモネラ属菌を検出

今月中旬以降、北九州市八幡西区の保育所で園児20人が下痢などの症状を訴えた原因について、保健所は給食による食中毒であると断定しました。


◆八幡西区の保育所
保育所などによりますと、今月19日に北九州市八幡西区の保育所から、複数の園児が下痢や発熱などの症状を訴えていると連絡がありました。25日現在、20人の園児に症状が確認されています。


◆12人からサルモネラ属菌
保健所が園児の便を調べたところ、12人からサルモネラ属菌を検出、そのほかの症状などから総合的に判断し、保育園が提供した給食を原因とする食中毒であると断定しました。
保健所では、再発防止のため保育所の清掃や消毒など、衛生管理の再点検を指導する予定です。

https://rkb.jp/news-rkb/202210253542/

投稿者プロフィール

赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
◆神戸大学農学部畜産学科(昭和61年4月入学)・神戸大学大学院農学研究科(平成4年3月修了)
◆神戸市役所(平成4年4月入庁、平成26年3月退職)
「平成4~13年 保健所等での衛生監視業務(食品衛生・環境衛生・感染症対策)」
「平成14~24年 消費生活センター 技術職員(商品テスト・相談対応支援・事業者指導)」
◆一般社団法人はりまコーチング協会(平成26年4月設立、代表理事就任)
◆食品分野のダブルの専門家としてサポートします
元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生
元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務
◆食品関連企業・商工会・給食施設等で研修実績あり(口コミ紹介が多い)
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