事件の概要

  • アサリの産地偽装
  • 「食品表示110番」の通報や他自治体からの調査依頼を受け、事業者の立ち入り調査を実施
  • 「中国産」「韓国産」のアサリを「三重県産」、「熊本県産」「愛知県産」のアサリを 「三重県産」、「中国産」「韓国産」及び「愛知県産」のアサリを「熊本県産」、「愛知県産」のアサリを「熊本県産」と表示
  • 3事業者が食品表示法違反に基づく改善指示
  • 「三重産を売りにしていたが、漁獲量が減ったため、偽装した」など、いずれも故意に行ったことを認めている。

コメント(課題・問題点・防止策等)

  • 1年前に問題となったアサリの産地偽装がの調査結果を受けての公表です。したがって、違反期間は春ごろまでで、半年遅れての措置です。
  • 外国産を国産と偽装するのはわかるとしても、国産の産地を偽装するのは、なんだかなあと思います。
  • 他の食材等でもありましたが、産地限定の商品を販売する場合に、調達できなかったときに起こりがちな問題です。今回のように品質的には変わらない国産同士でも偽装になってしまいます。
  • このような違反は必ず発覚するのですね。内部通報等もありますので。食品表示110番は、そのような表示違反を通報する窓口にもなっています。自治体にもよりますが、農水省(各地の農政局)への通報に対して、保健所と連携して調査をします。

三重県 報道発表資料

令和04年10月28日
生鮮水産物アサリの不適正表示に対する措置について
1 要旨
 令和4年2月の熊本県産アサリの産地偽装報道以降、県内の9事業者について、農林水産省が開設する食品表示110番及び他の自治体からアサリの原産地を偽って販売している旨の通報及び調査依頼がありました。
 これらの情報に基づき、慎重な調査を行ったところ、次の3事業者がアサリの原産地について、事実と異なる表示をし、販売していたことを確認しました。
 このため、令和4年10月26日及び27日に、食品表示法(以下、「法」という。)第6条第1項の規定に基づき、適切な原産地表示を行うこと等の指示を行いました。

2 対象事業者
(1)**社

(2)**商店

(3)**商店

3 経過
 県は対象事業者に対し、令和4年5月から10月に立入調査を実施しました。その結果、3事業者は仕入れたアサリの原産地について、事実と異なる表示をし、販売していたことを確認しました。
 この行為は法第4条第1項の規定に基づき定められた食品表示基準第18条第1項の原産地の項の規定に違反するものです。
 なお、違反内容の詳細は別紙のとおりです。

4 指示内容
 下記の(1)~(4)の事項について、改善措置を講じ、指示日から1か月以内に三重県知事あてに報告書を提出すること。
(1)販売する全ての食品表示の点検と不適正表示の是正
(2)不適正表示を行った原因究明・分析
(3)再発防止体制の構築
(4)従業員に対する食品表示制度の啓発とその遵守徹底

関連資料

別紙(違反内容)(PDF(97KB))
食品表示法 抜粋(PDF(108KB))

https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0014700208.htm

別紙(違反内容)(PDF(97KB))から抜粋

事業者違反概要違反期間
**社「中国産」、「韓国産」のアサリを「三重県産」と販売令和3年1月1日から 令和4年4月30日
**社「熊本県産」、「愛知県産」のアサリを 「三重県産」と販売令和3年2月1日から 令和4年3月31日
**商店「中国産」、「韓国産」及び「愛知県産」のアサリを「熊本県産」と販売① 令和3年9月8日から 令和3年12月31日
② 令和4年2月1日から 令和4年2月5日
**商店「愛知県産」のアサリを「熊本県産」と販売令和3年9月1日から 令和3年9月30日

ニュース記事の紹介

※下記に紹介している記事や動画は時間の経過とともに削除される場合がありますのでご了承ください。また、新しいニュースがあれば追加します。

【メ~テレ(名古屋テレビ)】中国や韓国産のアサリを三重県産と産地偽装 県内3業者 (22/10/28 18:49)

中国や韓国産のアサリを三重県産と産地偽装 県内3業者
2022年10月28日 19:23

中国産や韓国産のアサリを三重県産などと産地を偽って販売していました。

 三重県によりますと、県内の3つの業者は去年から今年4月にかけて、アサリの産地を偽って販売していました。

 このうち伊勢市の六花社は、中国産や韓国産のアサリを三重県産とするなど、合わせて約105トンの産地を偽装していました。

 県の調査に対し、3つの業者は偽装を認めていて、産地偽装のアサリは合わせて約126トンに上ると言うことです。

 三重県は、27日までに3つの業者に対して、原因の調査や適切な産地表示を指示しました。

https://www.nagoyatv.com/news/?id=015846

【中京テレビ】100トン超のアサリを産地偽装 外国産を三重県産に 伊勢市の流通業者など 2022/10/28

100トン超のアサリを産地偽装 外国産を三重県産に 伊勢市の流通業者など
報道局三重 2022/10/28 17:45

外国産のアサリ100トン以上を三重県産として偽装していました。

アサリの産地偽造が行われていたのは、伊勢市にあるアサリの流通業者「***」など、計3つの事業者です。

三重県によりますと、通報などがあった9つの事業者に対し、今年5月から10月にかけて立ち入り検査を行ったところ、3つの事業者で産地偽装が発覚したということです。

なかでも六花社では、去年1月から今年4月の間、中国産や韓国産のほか、熊本県産など国産のアサリも「三重県産」として、合計約106トンを販売するなどしていました。

**社は「三重県産のアサリの漁獲量が減ってきたため」と偽装を認めているということです。

三重県はすでに3つの事業者に対し、適切な原産地表示を行うことなどを指示しました。 

https://www.ctv.co.jp/news/articles/ycunl5yadfky7k0t.html

【東海テレビ】中国産や韓国産を“三重県産”などと偽る…産地を偽装したアサリをスーパー等に販売 3つの業者に行政指導 (2022/10/28 21:55)

中国産や韓国産を“三重県産”などと偽る…産地を偽装したアサリをスーパー等に販売 3つの業者に行政指導
2022/10/28 21:55配信


 産地を偽装したアサリをスーパーなどに販売していた三重県内の3つの業者が、行政指導を受けました。

 このうち伊勢市の六花社(りっかしゃ)は、2021年1月から22年4月にかけて、中国産や韓国産のアサリを「三重県産」と偽り、およそ107トンを県外のスーパーなどに販売していました。

 熊本県産のアサリを巡る産地偽装問題の発覚以降、相次いで寄せられた情報から、三重県が立ち入り調査を行い、伝票に記載された仕入先などから偽装が発覚しました。

 県によると、**社の社長は「三重県産のアサリを売りにしていたが、県内の漁獲量が減ったため偽装した」と話しているということです。

 このほか松阪市の業者2社も、中国産などのアサリを熊本県産と偽って販売していたとして行政指導を受けました。

https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20221028_22770

【CBCテレビ】三重県内の3業者がアサリの産地偽装「中国産」や「韓国産」などを「三重県産」や「熊本県産」として販売(2022/10/28)


【速報】三重県内の3業者がアサリの産地偽装「中国産」や「韓国産」などを「三重県産」や「熊本県産」として販売
2022年10月28日(金) 15:50
「三重県産の出荷量が減ってきたため偽装した」

三重県は28日、県内の3つの業者が中国産や韓国産などのアサリを、三重県産や熊本県産と偽って販売していたと発表しました。

販売していたのは三重県伊勢市の***社と、松阪市の***商店、***商店で、去年1月からことし4月までの間に、3社であわせておよそ126トンを販売していたということです。

三重県は3社に対し、食品表示法に基づき正しい表示とするよう指示しました。

三重県の調査に対し、3社とも産地偽装を認めていて、「もともと三重県産にこだわって売りにしていたが、出荷量が減ってきたため偽装した」などと説明しているということです。

「食品表示110番」などに「産地偽装の疑いがある」と連絡があった業者について、県が調査を実施し、今回の偽装が判明しました。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/189872?display=1

【三重テレビ】「漁獲量が少なくなった」 中国産や韓国産アサリを三重県産などと偽って販売 三重県内の3社が認める

【伊勢新聞】外国アサリを産地偽装 三重県内3事業者、126トン 2022-10-29

外国アサリを産地偽装 三重県内3事業者、126トン
2022-10-29 社会


【記者会見で、アサリの産地偽装を発表する下尾課長=県庁で】
三重県は28日、県内の3事業者が中国産や韓国産などのアサリを三重県産や熊本県産と偽って販売していたと発表した。昨年1月から今年4月までに約126トンの産地を偽装。3事業者とも県の調査に偽装を認めている。

県によると、産地を偽ったのは***、***、***。卸売業者などから仕入れたアサリを水槽で保管した後、伝票の記載を偽って出荷した。

***社は昨年1月から中国産や韓国産などの107トンを三重県産として販売。***商店は昨年9月から中国産などの15トンを熊本県産として、***商店も同月から愛知県産の3トンを熊本県産として販売した。

これらの一部は県内外のスーパーで実際とは異なる産地を記載して販売されたとみられる。県は食品表示法に基づき、3事業者に対して是正を指示した。原因や再発防止策を報告するよう求めている。

熊本県内でアサリの産地偽装が発覚した今年2月以降、農林水産省や県に通報が寄せられたことをきっかけに発覚。県は5月から3事業者を立入調査し、出荷伝票の提出を求めるなどして偽装を確認した。

***社の代表は県の聞き取りに「もともと県産を売りにしていたが、漁獲量が減ってきたので偽装に至った」と説明している。県は今のところ、他の2事業者には動機を聞き取っていないという。

医療保健部食品安全課の***課長は記者会見で「いかなる理由があれども原産地を偽りなく適正に表示することが前提。(産地偽装は)きちんと表示している事業者に迷惑がかかる。厳格に対応したい」と述べた。

https://www.isenp.co.jp/2022/10/29/83506/

【読売新聞】外国産アサリを三重産と表示、3業者に是正指示…「漁獲量が減って偽装した」と故意認める 2022/10/29

外国産アサリを三重産と表示、3業者に是正指示…「漁獲量が減って偽装した」と故意認める
2022/10/29 07:42
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 外国産のアサリの産地を偽って三重県産と表示したなどとして、三重県は28日、県内の3事業者に対し、食品表示法に基づき、是正と再発防止を指示したと発表した。産地偽装が発覚したアサリは、2021年~22年4月、計約126トンが県内外の小売りや卸問屋に流通し、スーパーなどで販売されていたとみられる。

三重県庁
 発表によると、3事業者は、***、***、***。**社は、中国産や韓国産、愛知県産などのアサリ約107トンを三重産として販売。**は中国産、韓国産、愛知産のアサリ約15トンを熊本県産、**は愛知産のアサリ約3トンを熊本産としてそれぞれ売っていた。

 今年2月、国の調査で、外国産アサリが熊本産として大量に流通していた問題が発覚。県は「食品表示110番」の通報や他自治体からの調査依頼を受け、この3事業者の立ち入り調査を5~10月に実施。いずれも故意に行ったことを認め、**社の代表は「三重産を売りにしていたが、漁獲量が減ったため、偽装した」と話しているという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20221028-OYT1T50324/

【NHK東海 NEWS WEB】アサリ産地偽装 三重県が3つの流通業者に事業の改善を指示 10月28日

東海 NEWS WEB

アサリ産地偽装 三重県が3つの流通業者に事業の改善を指示

10月28日 19時16分

外国産や愛知県産のアサリを三重県産などと偽って販売したとして三重県は県内3つの流通業者に10月27日までに食品表示法に基づいて事業の改善指示を行ったと明らかにしました。

改善指示を受けたのは伊勢市の**と、いずれも松阪市の**と**の3つの貝の流通業者です。
三重県によりますと、このうち「**」は令和3年から4年にかけて中国産や韓国産、それに愛知県産などのアサリを三重県産と偽って表示し、合わせて107トン余りを県内外の卸問屋やスーパーに販売したということです。
県の調べに対してこの業者の代表は「三重県産を売りにしていたが、出荷量が減ってきて偽装に至った」と話しているということです。
また、「**」は令和3年と4年に中国産や愛知県産を熊本県産と偽って15トン余りを、「**」は令和3年に愛知県産を熊本県産と偽って3トン余りをそれぞれ販売したということです。
いずれも偽装を認めているということで、県は食品表示法に基づいて27日までに3つの業者に対し、販売する食品すべての表示の点検や是正、原因究明や分析などの措置を講じるとともに、その内容を1か月以内に文書で報告するよう指示しました。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20221028/3000025629.html

【伊勢新聞】アサリ産地偽装の抜き打ち調査せず、熊本で発覚時に三重県 2022-11-03

アサリ産地偽装の抜き打ち調査せず、熊本で発覚時に三重県

2022-11-03 政治, 社会

一見勝之三重県知事は2日の定例記者会見で、県内の3事業者がアサリの産地を偽装していた問題に関連し、熊本県で同様の産地偽装が発覚した当時に県内では抜き打ち検査をしていなかったことを明らかにした。

県によると、県内では熊本県で産地偽装が発覚して以降も、市場に流通するアサリの産地を調べる抜き打ちの検査を実施していない。今回の産地偽装は国への通報や他県からの情報提供をきっかけに発覚した。

一見知事は会見で「熊本県で産地偽装が明らかになったときに、抜き打ち検査をすれば良かったという反省もある」とした上で「他県で事例が出て疑わしい場合は検査するよう対応したい」と述べた。

また、産地偽装が県産ブランドのイメージに与える影響について問われた一見知事は「県の海産物は全国的にも評価されている。消費者の期待を裏切るようなことがあってはならない」と語った。

https://www.isenp.co.jp/2022/11/03/83791/

投稿者プロフィール

赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
赤松靖生(消費者法務と食品の専門家)
◆神戸大学農学部畜産学科(昭和61年4月入学)・神戸大学大学院農学研究科(平成4年3月修了)
◆神戸市役所(平成4年4月入庁、平成26年3月退職)
「平成4~13年 保健所等での衛生監視業務(食品衛生・環境衛生・感染症対策)」
「平成14~24年 消費生活センター 技術職員(商品テスト・相談対応支援・事業者指導)」
◆一般社団法人はりまコーチング協会(平成26年4月設立、代表理事就任)
◆食品分野のダブルの専門家としてサポートします
元保健所食品衛生監視員として「食品表示法」をはじめとした食品衛生
元消費生活センター職員として「景品表示法」をはじめとした消費者法務
◆食品関連企業・商工会・給食施設等で研修実績あり(口コミ紹介が多い)
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