異物混入

異物混入
児童福祉施設の給食のご飯に糸状の金属片が混入・私物の金入りスポンジが原因(鳥取・2023年5月)

【私物の持ち込み禁止の徹底】◆児童福祉施設の給食に約1センチの糸状の金属片が混入。児童が茶碗にご飯をよそった際に発見。食べる前に気付いた。◆前日の後片付けで、焦げた釜を洗う際に使った金入りスポンジの破片が誤って炊飯器に混入した可能性が高いとのこと◆
金入りスポンジの使用は禁止されていたが、委託業者の調理員の私物で、今後は委託業者が定めたものを使用するよう確認した

異物混入
給食の八宝菜にフードスライサーから脱落した金属製のワッシャーが混入(佐賀県・2023年1月)

◆金属製ワッシャーは直径約2㎝◆給食の八宝菜を児童が口に入れようとして舌にあたり気付いた◆フードスライサーの刃を交換する作業中にボルトを緩めすぎて抜けて、ワッシャーの脱落に気付かず、裁断した野菜に混入◆

異物混入
スーパーで販売したカット果物に包丁の刃先が混入したおそれがあり自主回収(大分・2022年12月)

【現場で包丁作業が終われば刃先を必ず確認する習慣をつける】◆従業員が作業前の点検で、フルーツの加工に使っている包丁の刃の先が1ミリから2ミリほど欠けていることに気付いた◆前日に、この包丁を使ったカットフルーツ16パックのうち「アールスメロン」「カットフルーツオードブル」「カットパイン」の合わせて8パックが販売された◆健康被害の報告はないが自主回収することとした

異物混入
小学校の給食の「鮭そぼろご飯」に金属片が混入・原因は「炊飯釜の老朽化」(広島・2022年11月)

◆6年生の児童が給食の「鮭そぼろご飯」に数ミリの金属片のようなものが混入しているのを発見し、食べずに担任に報告◆小学校では、給食のおかずは校内で調理しているが、米飯は委託業者から納入されていて、この日の「鮭そぼろご飯」は業者から納入されたもの◆後日調査結果として、異物は「アルミニウム、ケイ素、鉄、銅などを含む金属」で、原因は「老朽化した炊飯釜の一部が剥離した」と公表再◆発防止策として、「炊飯釜の再加工・買い換えと定期点検の徹底」をあげた

異物混入
小学校の給食の肉じゃがに金属片が混入・ステンレスしゃもじの先端の削れ(千葉・2022年12月)

【さすがに発見するのは困難な事例かも】◆給食の肉じゃがに、長さ約2センチの糸状の金属片2本が混入◆2年生の教員が自身の肉じゃがに金属片1本が入っていることに気づいた。その後、6年生の児童の肉じゃがでも見つかった。◆肉じゃがを回転釜で調理する際に使用した大型のステンレス製しゃもじの先端が釜と接触して削れ混入

異物混入
【原因はザルの破損】こども園の給食の中華煮に1.5センチの針金が混入(新潟・2022年11月)

【金属製のザルを使わずプラスチック製のザルを使うと改善策もあります】◆こども園の給食の「豆腐の中華煮」◆5歳の園児が、口の中に異物があることを感じ、取り出した◆長さ1.5センチメートル程度の針金◆この針金は給食調理で使用したザルの一部で、つなぎ目の部分が破損して混入したもの◆ザルは切った野菜や肉を入れておくのに使用していた◆教育委員会では、全保育園・こども園・小学校・中学校へ事故について情報を共有し、各施設の点検と再発防止について周知を行った

異物混入
小学校の給食の「せんべい汁」にスライサーのネジが混入(静岡・2022年11月)

【使用後にねじが脱落していないかという点検が重要】◆小学校の給食の「せんべい汁」に金属ねじ1本が混入◆金属ねじは直径およそ9㎜、長さおよそ5㎜児童が口にする前に気づいたた◆自校で給食を調理していて、原因は、給食室の調理器具の「スライサー」のねじが、野菜をカットした際に外れたとみられる

異物混入
こども園の給食の「ほうれん草ソテー」にガラス片が混入(福島・2022年11月)

【調理で使用したオリーブオイルの瓶にひび割れなどが確認されていて、欠損した一部が混入】◆こども園で給食の「ほうれん草ソテー」を食べていた園児2人が「口の中がじゃりじゃりする」と訴えた。◆飲み込む前に口から出すとガラス製で透明の異物3個が見つかった。◆異物の大きさは3ミリが1個、1ミリが2個で、いずれも球状だった。

異物混入
虫が混入したツナ缶の下請けに1億3千万円の賠償命令地裁判決(静岡2022年11月)

◆2016年10月に山梨県内のスーパーで販売されたツナの缶詰にゴキブリの混入が発覚◆静岡市のはごろもフーズが販売し、下請け事業者が製造◆はごろもフーズが2017年11月に損害賠償など約8億9700万円の支払いを求め訴訟◆静岡地裁の判決で、下請事業者に1億3100万円余りの支払いを命じた◆下請事業者は「事故が発覚した後、製造契約を打ち切られ、事業が廃止している状況の中、さらに1億円を超える支払いを命じられることはあまりにも酷だ」として控訴する方針