給食
未就学児の7施設の給食でウエルシュ菌食中毒(長野・2021年12月)
【給食によるウエルシュ菌の食中毒が頻繁に報道されています】◆工場で製造された給食を喫食した7グループ149名が食中毒◆長野市内など7つの未就学児施設の給食◆病因物質はウエルシュ菌◆原因食品は「鶏と野菜のコンソメ炒め」(推定)◆配送時の温度管理が不十分だったとのこと
大阪市 給食牛乳から異臭・風味異常で自主回収(大阪・2021年12月)
◆大阪市の複数の小学校で給食の牛乳に、味や匂いに異変◆頭痛、喉の痛み、喉のしびれ、腹痛、吐き気、飲用できないほどの苦みを感じる、等の訴えや健康被害◆学校給食以外でも異臭等の訴え◆その後の検査で、pH値で強アルカリ性が検出された◆牛乳の製造メーカーは「いかるが乳業株式会社」◆引き続き原因を調査中
給食のおかず「辛味豆腐汁」に長さ2.5センチのネジが混入(長野・2021年12月)
【原因不明のネジの混入は対策が難しい】◆給食センター提供の中学校の給食おかず「辛味豆腐汁」に長さ2.5センチ、幅1センチ未満の金属製のネジが混入◆給食を食べている時に生徒が違和感を感じてネジを発見◆調理器具等に破損などはかった◆給食センターでは毎日調理の前後に調理機器の点検を行っていて、その際に欠損などは確認されなかった
給食のフルーツカクテルに缶の切れ端の金属片が混入(静岡・2021年12月)
(静岡新聞より画像をトリミングして引用)給食に混入していた金属片(磐田市教委提供) https://www.at-s.com/sp/news/article/shizuoka/994166.html ニュース記事の紹介 […]
福祉施設の外注給食でウェルシュ菌集団食中毒・保管温度不適正(大分・2021年11月)
◆大分県の福祉施設25人中8人が食中毒症状◆ウエルシュ菌の集団食中毒は最近よく耳にします◆今回は少し特殊で、外注している給食での食中毒ですが、他に配送された施設では食中毒は起こっていないことです◆業者から配送された給食は必要に応じて再加熱して提供しており、施設での保管温度管理・再加熱不足が原因と推測されるとのことです◆ただ、そもそもの給食にウエルシュ菌がはいっていたのではないのかな
保育園の給食の「マグロのパン粉焼き」でヒスタミン食中毒(大阪・2021年10月)
大阪市内の保育園の給食で、園児12人・職員5人が顔面の紅潮、頭痛、じんま疹、発熱等の症状。「マグロのパン粉焼き(調理品の保存食)」からヒスタミンが検出。保存食のヒスタミンの検査調理前保存食(食材のマグロ)からはヒスタミン検出せず、調理済保存食(マグロのパン粉焼き)からはヒスタミン検出。どこで温度管理が不適切で、ヒスタミンが増えたか、よくわからないような感じです。
保育園の給食のキャベツの甘酢和えに5ミリほどの金属片が混入・野菜の裁断機の金属部品の欠け(三重・2021年10月)
【調理器具の部品の破損や劣化による脱落で混入するという典型的な頻出事例】◆保育教諭が給食で出された「キャベツの甘酢和え」の中に5ミリほどの金属片が混入しているのを発見◆他の園児の給食からも細かい金属片が複数見つかったことから園児が口にしてしまった可能性あり◆アルミ製の野菜の裁断機のフードカッターの一部が欠けていた◆再発防止のため調理器具の確認を徹底
中学校の給食のトマト煮込みスープに4センチのステンレス製ネジが混入(岐阜・2021年10月)
◆岐阜県関市の中学校の給食中学3年生の女子生徒が配膳された「トマト煮込みスープ」の中にネジが混入しているのを発見◆口に入れる前の発見だった◆ネジは直径2センチ長さ4センチのステンレス製◆学校給食センターで調理後に野菜の裁断機のネジ1本がなくなっており、そのネジであることが確認された◆調理器具からの部品の脱落はよくある混入事例◆今回のようにネジが外れて脱落するほか、パッキンが劣化して脱落する事例もある調理器具の種類により、定期的な部品の締め付けの確認、使用前の部品の締め付けの確認、使用後に部品が脱落していないかの確認の必要がある(事前にルールを決めておく)
小学校の給食で「くるみアレルギー」の児童に担任が誤って「くるみの味噌」をかけたメニューを提供(岐阜・2021年10月)
【担任の負担がますます大きくなるなあと】◆岐阜市の小学校で、くるみアレルギーのある3年生の児童が給食を食べたあと、のどの痛みや息苦しさなどの症状がでた◆担任が「エピペン」で応急処置◆「タラのから揚げ」に「きのこのあん」をかけるはずが、担任が誤って、副菜用の「くるみみそ」をかけるよう指示し、クラス全員に配膳され、当該児童が食べてしまった◆岐阜市教育委員会は、給食の献立のイラストが紛らわしかったのが間違いの原因とし、今後は教師2人で確認し、配膳のミスを防ぎたいとのこと