食中毒
福祉施設の外注給食でウェルシュ菌集団食中毒・保管温度不適正(大分・2021年11月)

◆大分県の福祉施設25人中8人が食中毒症状◆ウエルシュ菌の集団食中毒は最近よく耳にします◆今回は少し特殊で、外注している給食での食中毒ですが、他に配送された施設では食中毒は起こっていないことです◆業者から配送された給食は必要に応じて再加熱して提供しており、施設での保管温度管理・再加熱不足が原因と推測されるとのことです◆ただ、そもそもの給食にウエルシュ菌がはいっていたのではないのかな

リコール
残留基準値を超える農薬プロシミドンを検出した「みつば」の回収(千葉・2021年11月)

◆千葉県船橋市の販売者が東京都中央卸売市場大田市場へ出荷した「みつば」から残留基準値(2ppm)を超えたプロシミドン3.0ppmを検出◆東京都が実施した検査で基準値超過が判明◆食品衛生法第59条第1項の規定に基づいて回収命令◆原因調査中◆健康被害の報告なし◆当該食品を毎日約700g(可食部換算で当該食品17.5袋に相当)ずつ一生涯食べても影響のない数値

食中毒
移動販売の弁当で食中毒(愛知・2021年11月)

【そもそもが旅館であり、その厨房で製造していたすると、宿泊客への食事も作れなくなる】◆役場の駐車場での移動販売◆麻婆豆腐弁当とハンバーグ弁当を販売◆15人が発症、弁当を買った残り81人は把握できていない◆原因物質は調査中◆原因食材は調査中営業禁止処分

食中毒
保育園の給食の「マグロのパン粉焼き」でヒスタミン食中毒(大阪・2021年10月)

大阪市内の保育園の給食で、園児12人・職員5人が顔面の紅潮、頭痛、じんま疹、発熱等の症状。「マグロのパン粉焼き(調理品の保存食)」からヒスタミンが検出。保存食のヒスタミンの検査調理前保存食(食材のマグロ)からはヒスタミン検出せず、調理済保存食(マグロのパン粉焼き)からはヒスタミン検出。どこで温度管理が不適切で、ヒスタミンが増えたか、よくわからないような感じです。

給食
保育園の給食のキャベツの甘酢和えに5ミリほどの金属片が混入・野菜の裁断機の金属部品の欠け(三重・2021年10月)

【調理器具の部品の破損や劣化による脱落で混入するという典型的な頻出事例】◆保育教諭が給食で出された「キャベツの甘酢和え」の中に5ミリほどの金属片が混入しているのを発見◆他の園児の給食からも細かい金属片が複数見つかったことから園児が口にしてしまった可能性あり◆アルミ製の野菜の裁断機のフードカッターの一部が欠けていた◆再発防止のため調理器具の確認を徹底

食中毒
小学校の修学旅行先のホテルの夕食でウエルシュ菌による食中毒(三重・2021年10月)

【最近は「ウエルシュ菌」による集団食中毒をたびたび耳にします】大阪府の小学生の修学旅行で、宿泊した三重県のホテルの食事で食中毒◆喫食者90人のうち60人以上が有症◆原因物質は「ウエルシュ菌」◆主なメニューは「シーフードホワイトソース煮、豚ヒレカツ、海鮮寄せ鍋、茶碗蒸し、マグロとイカのお造り、フレッシュフルーツ等」(原因食品は調査中)◆症状は軽く病院にはいかず翌日回復し観光ホテルの厨房のうち団体用の厨房で作られた夕食が原因とみられ、団体客用の厨房を営業禁止の処分

給食
中学校の給食のトマト煮込みスープに4センチのステンレス製ネジが混入(岐阜・2021年10月)

◆岐阜県関市の中学校の給食中学3年生の女子生徒が配膳された「トマト煮込みスープ」の中にネジが混入しているのを発見◆口に入れる前の発見だった◆ネジは直径2センチ長さ4センチのステンレス製◆学校給食センターで調理後に野菜の裁断機のネジ1本がなくなっており、そのネジであることが確認された◆調理器具からの部品の脱落はよくある混入事例◆今回のようにネジが外れて脱落するほか、パッキンが劣化して脱落する事例もある調理器具の種類により、定期的な部品の締め付けの確認、使用前の部品の締め付けの確認、使用後に部品が脱落していないかの確認の必要がある(事前にルールを決めておく)

給食
小学校の給食で「くるみアレルギー」の児童に担任が誤って「くるみの味噌」をかけたメニューを提供(岐阜・2021年10月)

【担任の負担がますます大きくなるなあと】◆岐阜市の小学校で、くるみアレルギーのある3年生の児童が給食を食べたあと、のどの痛みや息苦しさなどの症状がでた◆担任が「エピペン」で応急処置◆「タラのから揚げ」に「きのこのあん」をかけるはずが、担任が誤って、副菜用の「くるみみそ」をかけるよう指示し、クラス全員に配膳され、当該児童が食べてしまった◆岐阜市教育委員会は、給食の献立のイラストが紛らわしかったのが間違いの原因とし、今後は教師2人で確認し、配膳のミスを防ぎたいとのこと

給食
給食のおでんに食缶の取っ手の留め金に付いているワッシャーが混入(茨城・2021年10月)

【学校給食の異物混入防止対策で必ず話をしている食缶のフタのネジ類】◆茨城県水戸市の小学校で提供された給食の「おでん」に金属片が混入◆混入した金属片は「汁物を入れる食缶の取っ手の留め金に付いているワッシャー」◆6年生の担任教諭が給食を食べ終わり、食器の中に沈んでいるのを発見◆特に、食缶のネジは脱落等のリスクがあるため、定期的な点検が必要