異物混入
こども園の給食の「ほうれん草ソテー」にガラス片が混入(福島・2022年11月)

【調理で使用したオリーブオイルの瓶にひび割れなどが確認されていて、欠損した一部が混入】◆こども園で給食の「ほうれん草ソテー」を食べていた園児2人が「口の中がじゃりじゃりする」と訴えた。◆飲み込む前に口から出すとガラス製で透明の異物3個が見つかった。◆異物の大きさは3ミリが1個、1ミリが2個で、いずれも球状だった。

異物混入
虫が混入したツナ缶の下請けに1億3千万円の賠償命令地裁判決(静岡2022年11月)

◆2016年10月に山梨県内のスーパーで販売されたツナの缶詰にゴキブリの混入が発覚◆静岡市のはごろもフーズが販売し、下請け事業者が製造◆はごろもフーズが2017年11月に損害賠償など約8億9700万円の支払いを求め訴訟◆静岡地裁の判決で、下請事業者に1億3100万円余りの支払いを命じた◆下請事業者は「事故が発覚した後、製造契約を打ち切られ、事業が廃止している状況の中、さらに1億円を超える支払いを命じられることはあまりにも酷だ」として控訴する方針

給食
宿泊体験学習で食物アレルギーのある児童にアレルゲンのある食事を誤って提供(神奈川・2022年11月)

【今回のような課外活動において、ちょっとした瞬間にミスが起こることがあります】。◆宿泊体験学習に来ていた市内小学校の児童1人へ、事前に報告されていたアレルゲンが入った食品を誤って提供◆事前にアレルギー対応食を準備していたが、担当スタッフが一時的にに離れた際、配膳を担当する別のスタッフ確認せずに誤ってアレルゲンが入った食品を提供

食中毒
保育園の給食でカンピロバクターによる集団食中毒(千葉・2022年10月)

【鶏肉はしっかり加熱しましょう、手も洗いましょう】◆保育園の118名(園児92名、職員26名)のうち、28名(園児15名、職員13名)が食中毒症状◆共通食品は、保育園の給食施設が提供した食事に限られており、患者からカンピロバクターが検出されたため、保育園の給食施設を原因施設とする食中毒と断定し、使用停止処分◆原因食品は特定されていないが、原因となった給食のメニュー、(主な献立)ミートローフ(鶏肉)、きのこごはん、ほうれんそうのおひたし、味噌汁

食品表示
大豆が含まれていない伝統食材の「麦みそ」は「みそ」と表示できず食品表示法に違反と行政指導(愛媛・2022年10月)

【食品表示基準に合致していないのであれば、すぐに是正するのが正しい判断】◆食品表示法に基づく基準では大豆を原材料に含まないと「みそ」と表示することはできない◆南予伝統の「麦みそ」は、麦と塩だけで作る伝統食品◆大豆を使用していないということで、3つの業者を食品表示法違反で口頭指導

食中毒
こども園でサルモネラによる集団食中毒(福岡・2022年10月)

【食材によるものなのか2次汚染によるものなのかは気になります】◆認定こども園で園児20人が発熱や下痢の症状◆サルモネラ菌が検出◆給食が原因による集団食中毒として調理業務停止2日間の行政処分◆原因食品は当該施設で提供された給食であるが、品目の特定には至らず

食品表示
アサリの産地偽装「中国産」「韓国産」などを「三重県産」「熊本県産」として販売(三重・2022年10月)

【食品表示110番は表示違反等を通報する窓口】◆アサリの産地偽装◆「食品表示110番」の通報や他自治体からの調査依頼を受け、事業者の立ち入り調査を実施◆「中国産」「韓国産」のアサリを「三重県産」、「熊本県産」「愛知県産」のアサリを 「三重県産」などと表示◆3事業者が食品表示法違反に基づく改善指示◆「三重産を売りにしていたが、漁獲量が減ったため、偽装した」など、いずれも故意に行ったことを認めている

異物混入
学校給食のパンにゴキブリ混入(兵庫・2022年10月)

【発見された3個だけでなく、もっと多くのパンに混入していたことが想定されるので、気づかずに食べてしまった児童もいると思います】◆3小学校で給食のパンにゴキブリの脚が混入していた◆3小学校で児童がパンの中の黒っぽい異物に気づいた。児童3人はいずれもこのパンを口に入れていなかった。◆異物が混入したパンは各校1個ずつ計3個あり、いずれも同一個体のクロゴキブリ(検査会社を通じて調査)の左脚が、2.5センチ、1.1センチ、9ミリに分かれてそれぞれ混入したことが判明◆パンの製造工程で混入したとみて、業者の納入を停止し、立ち入り検査を行い、10項目について衛生面の改善を求めた◆製パン事業者は、この3校を含め計15小学校に給食用パンを納入

異物混入
中学校の給食の「そぼろ煮」に直径約8ミリのリベットが混入(神奈川・2022年10月)

【このような留め具の経年劣化を事前に発見するのは難しいかもしれません】◆中学校で提供された学校給食の「そぼろ煮」に、直径約8ミリのリベットが混入◆リベットは学校給食センター内の大釜で煮炊きする際に使われる計量棒(長さ約35センチ、幅約4センチ)上部の留め具の一つで、使用中に経年劣化により折れて混入◆教諭が職員室で副菜の「そぼろ煮」を食べたところ、違和感を覚えて吐き出した◆学校給食センターでは5校の中学校向けに一括調理