スーパーで賞味期限を半年過ぎた干物を販売し自主回収(岐阜・2022年7月)
【表示責任者が変わる場合は誤表示に要注意】◆流通会社の自動倉庫で出荷後の残ったケースを戻すときに賞味期限を誤って登録◆誤登録されたケースが出荷され、小分けしてスーパーで販売◆食品衛生法違反で自主回収
スシローがおとり広告で措置命令・景品表示法(2022年6月9日)
■期間限定のキャンペーン料理である「新物!濃厚うに包み」「とやま鮨し人考案 新物うに 鮨し人流3種盛り」「冬の味覚!豪華かにづくし」が、売切れ等で供給できなかった状態になってもキャンペーン広告を続けていた■景品表示法の不当表示である「おとり広告」に該当するため措置命令を行った■「売切御免」と書かれていたとしても、消費者が受け取る印象と実態が一致していないとされました
やせるゼリーで健康被害・非承認の医薬品検出(兵庫・2022年6月)
■LINEを通じて個人から購入したダイエット用健康食品で健康被害■検査した結果、医薬品成分のシブトラミンが検出■シブトラミンは国内で医薬品としては承認されていない■ベトナムで製造され、インターネット上では個人や輸入業者が「やせる」とうたい販売している
飲食店の配食弁当でウエルシュ菌食中毒(宮崎・2022年6月)
■飲食店の配食弁当でウエルシュ菌による食中毒■8つの福祉施設で合わせて41人が食中毒症状■飲食店を3日間の営業停止■今回の食中毒事件では弁当のメニューや原因食材などは公表されていないようなのでわからないが、有症者が41人なので喫食者はもっと多いことが考えられ、そうすると、能力に見合わない弁当の数を製造していて、一部、作り置きの料理等もあったかもしれないのかな
ラーメン店でラーメン・つけ麺等によるサルモネラ食中毒(千葉・2022年5月)
◆千葉県のラーメン店で一緒に食事をした同僚4人グループに食中毒症状◆4人のうち2人からサルモネラ属菌が検出◆調理従事者からも同じ菌が検出◆4人はラーメンやつけ麺を食べ、トッピングは共通し、半熟味玉子やチャーシュー、刻みネギなど◆サルモネラ属菌による食中毒と断定し、3日間の営業停止処分◆従業員からの2次汚染の可能性も考えられます
高校の学生食堂でウエルシュ菌による食中毒(群馬・2022年4月)
【カレーやシチューを前日調理などして時間が経過した場合に、ウエルシュ菌による食中毒を起こしている事例が多数みられます】◆前橋市内の高校の食堂で調理提供された夕食を食べた234人中43人が食中毒症状◆発症者からウエルシュ菌が検出◆ウエルシュ菌による食中毒と断定し、3日間の営業停止命令◆学生食堂は給食事業者にを委託◆食堂では、八宝菜やクリームシチューなどがバイキング形式で提供されていた
中学校の給食のご飯に黒い付着物・運搬中に車の床にこぼしたものを戻す(長野・2022年4月)
【現場の担当者の衛生意識と組織としての対応の周知徹底がポイント】◆長野県諏訪市内の中学校で提供された給食の米飯に黒い付着物があったことが判明◆米飯は米の加工を行う給食協同組合に委託◆調査したところ、米飯は配送中に容器が倒れ、車の床にこぼれたもので、3クラス分、手袋をつけて床に面していない部分を容器に戻していたとのこと◆異変に気付いた1クラスを含め、およそ80人がこぼれた米を食べたが、これまでに健康被害は確認されず◆組合は市に対し、「衛生に関する意識や速やかに報告することへの意識が低かった」などと話している
税務大学校の食堂で黄色ブドウ球菌による食中毒(大阪・2022年4月)
【黄色ブドウ球菌の食中毒は、人の手指からの2次汚染が多いので、通常だと、あまり起こらない食中毒】◆大阪府枚方市にある税務大学校大阪研修所で、およそ50人が腹痛や嘔吐などの症状を訴えて救急搬送◆寮生活する研修生のうち144人が夕食を取った後、下痢や嘔吐、腹痛を訴えた◆患者の便から黄色ブドウ球菌が検出◆「チキンの赤ワイン煮」「味噌野菜炒め」から黄色ブドウ球菌が検出◆黄色ブドウ球菌による食中毒と断定◆食堂を営業している事業者に対して3日間の営業停止処分
中学校の給食の麻婆豆腐に金属製のワッシャーが混入(静岡・2022年4月)
◆静岡市の中学校の給食に、直径およそ12ミリの金属製のワッシャーが混入していた◆3年生の生徒が食べた麻婆豆腐に違和感があり、吐き出したところ、ワッシャーが出てきた◆確認したところ学校給食センターの野菜を切るスライサーのワッシャーとナットの部品が脱落していた◆この調理器具からは、9mmのナットとスプリングワッシャーも脱落していたが発見されていない